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もっと遠くへ

私たちトナリズムグループは2024年7月、一つの節目を迎えました。事業拡大や人員増加に伴い、オフィスを同じビル内で2階から7階に移転し、拡張しました。自宅から始めたので、四代目のオフィスになります。そして大きな変化がもう一つ。それは、新しい人事評価制度を始めたことです。

「ヒト・モノ・カネ」は会社経営の三原則と言われますが、起業して7年目を迎えた今、私は「ヒト」の大切さを再認識しています。トナリズムは2年間で74億円の売上を達成しました。そのおかげで会社は成長できたし、半導体の開発・設計やリゾート開発、南米への海外投資などの新規事業にも着手できています。その一方で感じているのが、「財務だけでは会社は経営できない」ということです。

トナリズムは2018年に私一人で始めた会社です。しばらくは従業員を採用せず、営業からバックオフィスまで、私が一人でこなしていました。しかし、今では海外グループ会社も含めると、従業員は33人まで増えました。「1人で見られる人数は5人まで」と言われるように、社員一人ひとりをしっかりと評価するには、どうしても限界があります。

ましてや、私たちトナリズムグループは2026年に社員46人、売上55億円まで成長することを目指しています。この目標を達成するためにも、今はしっかりと足場を固め、より強靱な組織にしなければいけない。これまでの人事に対する私の考えを改め、しっかりとした人事評価制度を作らなければいけないと思うようになりました。

そこで、総務と人事を受け持つ管理部を新設。経験豊富な人事プロフェッショナルの島田が仲間に加わってくれました。7月に運用が始まった新たな制度は、トナリズムが掲げるミッション・ビジョン・バリューに沿って評価します。例えば、ビジョンの一つである「Smile」=「常に笑顔で仕事に取組み、世界中に笑顔を増やします。話しかけたい人になろう」。仮に仕事の水準に問題がなくても、いつもふて腐れて働いている人は、職場の雰囲気を悪くするだけです。

ベンチャーらしく、特に評価が高い社員は最大で年3回、昇給のチャンスがあります。また、職責に応じて、重視するポイントが違います。マネージャークラスなら、個人の仕事ぶりはもちろん、自身が受け持つ部門の成果を重視。一方、若手の場合は育成の観点から、積極性や前向きさなど、人柄を重視します。

7月にオフィスの移転を終え、トナリズムグループの職場はワンフロアに集約されました。私たちは現在も、営業、半導体開発エンジニア(特にアナログ)、FAE(技術営業)、マーケティング、広報など幅広い職種で人材を募っています。そして、多くの人がLinkedInやXの投稿、トナリズムのHPを見て応募してくれています。ますます仲間が増え、会社がさらに成長しても、コミュニケーションの大切さは変わりません。

「半導体ソリューションを軸に世界を進化させ、あなたが大切な人の「トナリ」にいられる時間を増やします。」

これが私たちの目指す世界で、今のメンバーなら実現できると思っています。大変なことも多いですが、その分達成した喜びも大きいです。

「どこに行っても活躍できる優秀な人たちが、それでもトナリズムで働きたいと言ってくれる」これが私の理想です。そのために我々のビジョンは途方もなく大きくなければいけないし、同時に「新川と一緒にそのビジョンをかなえたい」と思ってもらえるような人間でなければいけないと思っています。

やりたいことが多すぎて、人生百年じゃ全然足りないなあ。

皆さんも、毎日熱狂していますか?