見出し画像

家族ブロックの乗り越え方

「嫁(夫)ブロック」や「家族ブロック」という言葉、聞いたことありますか? 転職や起業を考えても、妻や夫、家族に反対され、諦めてしまうことを指すそうです。

エン・ジャパンが2023年3月に発表した調査結果によると、回答者(35歳以上)の33%が「転職の家族ブロック」を経験。そして、反対された理由で最も回答が多かったのが「転職自体に良くない印象がある」、その次が「年収が下がる」でした。

これは転職に関する調査ですが、独立や起業に関して言えば、もっと激しくブロックされる人が多い気がします・・・。

ちなみに、私はフューチャーエレクトロニクスを辞めて独立するとき、妻には「俺、会社辞めるわ」と伝えただけ。妻の反応も「あ、そう」ぐらいのものです。妻は総合職として別の会社に勤めていますし、私よりもずっと優秀。仮に私が失敗しても、何とかなると思っていたようです。多分、うん。そう信じたい(笑)。

とはいえ、さすがの私も何も考えずに起業したわけではありません。当時を思い起こすと、評価がシビアな外資系企業でも十分良いパフォーマンスを出せていたので、起業がうまくいかなければ同業(半導体商社)の会社に転職しよう、とも思っていました。

ですから、いわゆる「背水の陣」ではなく、次善の策も用意したうえで起業を決めたんですね。おそらく、起業や独立をした人たちも、多くが「こうすればいけるんじゃないか」という感触なり考えを持ったうえで決断していると思います。情熱や思いはもちろん大切ですが、ある程度の見通しを持つことも必要だと考えています。似たような話を、元ミクシィ/現アニマルスピリッツ社長の朝倉祐介さんもおっしゃっていました。

いずれにしても、何か大きな決断をするときには、やはり家族の理解やサポートが必要。やっぱり、夫婦同士の信頼関係が大切ですよね。先ほどのエン・ジャパンの調査によると、「転職を応援してもらうために実施しておくべきこと」で、一番多かった回答は「家庭内で常日頃から仕事の話をする」だったそうです。

なるほど・・・。付け加えるとすれば、大切なのは仕事の話の「中身」だと思います。いつも愚痴ばかり聞かされると、いくら家族でも正直しんどい。そうではなくて、今の仕事の状況や自分が目指したいキャリア像を伝えるようにしたいですね。

そういえば、私は妻と出逢ってから今日まで、連絡を取らなかった日が一日もないです。夫婦とはいえ、やっぱりコミュニケーションが一番大事だと思います。

今週も家族に誇れる仕事をしましょう!