京都で珈琲屋を開く
「京都で珈琲屋を開く」と言う計画は、昨年夏に珈琲屋になる事を目指して京都へ来た彼女との出会いから始まった
彼女が週末などに開いている、東寺近くの間借り喫茶へ通う内、たくさんの人に飲んで欲しいと言う願いを応援しようと思うようになった
ある日、Kenyaの中煎りを飲んで、この珈琲豆を深煎りにしたらどんな味だろうと思い、深煎りで焼いて欲しいと頼んだ
焼いてもらったKenyaの深煎りは、苦味も酸味も少ない甘味のある、優しくて丸い、たくさんの人に飲んで欲しい味だった
Kenyaの深煎り豆を持って、正月過ぎに実家のある常滑に帰省した時、ふと閃いて軒先で道ゆく人に、その珈琲を振る舞った
初めて飲んでくれたのは近所の居酒屋の店長、美味しいと言ってくれた
ただただ、その「美味しい」と言う言葉が嬉しかった
はじめて珈琲を振る舞った日に来てくれた彼らは、今も珈琲を飲みに来てくれて、応援してくれている
あれから240日くらいが過ぎ、どれくらいの人に飲んでもらっただろうか
今は東寺で豆を売ったり、軒先を借りて道行く人に珈琲を振る舞っている
私が珈琲をたくさんの人に届ける事で、彼女の応援に少しでもなっていれば嬉しい
彼女と私の道が重なる、その日まで「美味しい」と言う言葉を糧に、一歩ずつ一歩ずつ前へと進んで行きます
新しい珈琲活動が来月10月にあります
奈良で開催されるCoffee Fesに初参加します
これまでに出会った方との再会や、新たな出会いが楽しみです
これからも珈琲活動について、ここに綴っていくので、今日はここまで
明日もあなたに優しい美味しい珈琲を届けます
Long