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ボヘミアンラプソディを初めて聴いた日を振り返る

みんなは「最初の衝撃」忘れてませんか…??

思い返してみよう。

時は2014か2015ぐらい
僕が中学生1か2年生の時だった

この頃すでに、ビートルズは好きで
絶賛「俺、みんなとは違う音楽聴いてっから」というイキりをしていた
(あいにく、大学生や大人になってもこういう奴がいるから厄介だ)

クイーンを知ってはいた
その時はまだ
『We Will Rock You』『We Are The Champion』『I Was Born To Love You』
の人たちだった

要は、どこかで聴いたことある有名な曲をまぁまぁ量産している人たち
であった。

時は2014年か2015年
全くもって僕の中学生としての生活は、YouTubeをはじめとした
インターネット色に染まっていた
様々な情報に手を伸ばせる状況にいた中で、もはや
最新のものに対する価値」は少なくとも自分には無くなっていた

むしろ、ビートルズぐらいでイキっていた思春期の彼(自分)にとって

昔のものの方が何か特別な価値があった


そう、あの曲との出会いはまさに
YouTubeであった

強烈なインパクトのサムネイル
この当時の彼(拙者)にとって
これが「Queen IIのジャケット」だとか「ジョン・ディーコンは歌ってない」だとかはどうでも良かった

ただ、衝撃だけでは「聴く」には至らないのが、中学生の彼(自分)である。

自分の知っているものにしか興味はないのだ

だから、聴きはしなかった。

そんなある日

この曲のオペラパートだけを聴く機会があった

何かのテレビだったか
なんだったか

そこではMVとともに
オペラパートの部分だけを抜粋してお送りされていた


なんじゃこりゃぁああ!!



これは、YouTubeでサムネだけ見たことあるあの曲か…???
あの名曲量産機のクイーンは
こんな奇抜でクレイジーなことをやってたのか…??

聴かざるを得なかった。

YouTubeであのサムネのあの曲を再生する

「Is this the real life…」

キタキタ、なんか始まりそうだぞ(そりゃあそうなんだが)

そこから、バラードパートへ


「ママァ〜」


「あれ?俺が聴いたオペラみたいなやつとは雰囲気が違うな…」


聴き進めると…

ギターソロ


「いいギターソロだな〜」


ジャンッ!!
テンテンテンンテンテン(ピアノの音)


「は?また変わった…まさか」


俺の聴いたオペラパートだ!!


「I see a little silhouetto of the man..」

うぎゃ〜
耳がパラダイス


「ガリレオ〜」

中学生にとって、こんなにも刺激の強い 音楽
2014,2015あたりに、あっただろうか…

周りのお友達はこんなの聴いていない
自分だけが知ってるんだ!

と、優越に浸ってしまったのだ!


「For me~~~~~」

そろそろ、オペラが終わりそうだ!

どうなっちゃうんだぁ〜〜〜〜!???


「デンデンデンデンデレデ」(ギターの音)


なんたるカタルシス!
そんな言葉当時は知らなかったけど

こんなにも音楽はめちゃくちゃでいいんだ!!

うぎゃあああああ!!


そして、僕の6分間の旅は終わった。

こんな音楽聴いたことなかった

そこから、彼(あっし)によるクイーンをはじめ
あらゆるロックの探求が始まったのであった...


それから3,4年後
2018年

3,4年前に聴いた『ボヘミアン・ラプソディ』は
自分にとって新鮮さをなくしていた
奇抜な曲ではあるが
何度も聴いて聴いて
すっかり、自分にとってあって当たり前の曲となっていた

そんな時
映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開

自分が思っていた以上に、クイーンにあまり興味のなかった層の方も
見ており、大ヒット


僕は劇場で3回見た
高校2年の秋頃
いろんな友達と見に行った


自分一人が知っていて優越感に浸っていながら
他の人にも知って欲しかったあの『ボヘミアン・ラプソディ』
2018年
友達とその曲を共有できていた

その喜びは
あの映画の大ヒットなくしては有り得なかっただろう…



そして最近
僕はこんな動画を見た

この動画をはじめ、他にもいろんな方が、この曲のリアクション動画(曲をはじめて聴いたリアクションをおさめた動画)がある

すごく新鮮だった

僕が数年前衝撃を受けて、何年かたって「当たり前」になったこの曲
それが今(まぁこの動画も3年前なんだが)
英語圏の若い子にとっても奇抜で新鮮な古い曲であった


「そうか、名曲はいつまでも残るし
自分が知っている曲でも、新鮮に思う人がいるんだ」
と再確認し

たまたま、古い曲も好むようになり、知識をある程度つけた自分は
これを残していく、あるいは伝えていく一員となろうかと
軽々しくも考えたのであった….


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