42 Most Essential Albums (For me...) of the Year 2023
42. Lael Neale / 'Star Eaters Delight'
41. Daughter / 'Stereo Mind Game'
40. Wednesday / 'Rat Saw God'
39. Tirzah / 'trip9love...???'
38. feeble little horse / 'Girl with Fish'
37. Beach Fossils / 'Bunny'
36. Vagabon / 'Sorry I Haven't Called'
35. yeule / 'softscars'
34. shame / 'Food for Worms'
33. Ethan P. Flynn / 'Abandon All Hope'
32. M(h)aol / 'Attachment Styles'
31. Tanukichan / 'GIZMO'
30. The Psychotic Monks / 'Pink Colour Surgery'
29. Overmono / 'Good Lies'
28. Iguana Death Cult / 'Echo Palace'
27. Treeboy & Arc / 'Natural Habitat'
26. Provoker / 'Demon Compass'
25. Model/Actriz / 'Dogsbody'
24. Young Fathers / 'Heavy Heavy'
23. Current Joys / 'Current Joys'
22. Grian Chatten / 'Chaos For The Fly'
21. Yo La Tengo / 'This Stupd World'
20. The Drums / 'Jonny'
19. Terry / 'Call Me Terry'
18. Sofia Kourtesis / 'Madres'
17. King Krule / 'Space Heavy'
16. FRAGILE / '...about going home'
15. Indigo De Souza / 'All of This Will End'
14. bar italia / 'The Twist'
13. Sextile / 'Push'
12. Italia 90 / 'Living Human Treasure'
11. Headache / 'The Head Hurts but the Heart Knows the Truth'
10. Yves Tumor / 'Praise A Lord Who Chews But Which Does Not Consume; (Or Simply, Hot Between Worlds)'
9. Pardans / 'Peak Happiness'
8. Water From Your Eyes / 'Everyone's Crushed'
7. Glüme / 'Main Character'
6. Nabinah Iqbal / 'DREAMER'
5. The Murder Capital / 'Gigi's Recovery'
4. Moin / 'Paste'
3. Protomartyr / 'Formal Griwth In The Desert'
2. bar italia / 'Tracey Denim'
bar italiaはPolly Armourも収録してくれていたら1位にしたかも。笑
1. Computerwife / 'Computerwife'
Computerwifeとの出会いは衝撃だった。僕が大好きだったShitKidは名前を捨て母国スウェーデンの地を旅立ち、名前やメールアドレス、電話番号も変えてアメリカへ渡ったという。Computerwifeの音楽を初めて聴いたとき、もしもShitKidがKing Kruleと出会ってもう少しここで何かを続けてみようと思えたとしたら、その先に生まれた音楽な気がしてときめいた。全てを投げ出したい衝動を抑えながら、しかしそのフィーリングはどう考えても漏れまくりで、それでも己のアイディアを表現する。何がどう素晴らしいかなんて言葉にすることは難しいけど、一度巣立っていった何かは、別の素晴らしい形で再び出会えるのだとしたらそれこそがカルチャーの醍醐味。そんなことを思いながらこの最高のレコードを手にできた事実に涙を流した。
https://www.youtube.com/watch?v=op8lIzCA8RM
レコードがあまり流通されていなさそうだけど、bandcampからは購入できます。
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2023年の音楽イベントの主催活動をまとめてみる。
2023年はSchool In London的には10周年だったけど、このままずるずると今の状態で続けても仕方が無いと思えたので、悔しい部分はあれど、イベント活動は一旦は休止することを選んだ。そのあたりは別記事を書いているので、もしよかったら読んでみてください。
今年はThese New ClassicsとOther Placeという2つの新しいイベントを立ち上げた。 These New Classicsは2回、Other Placeは5回開催でき、どちらも良いイベントになったと思う。
高頻度で開催できたOther PlaceはレコードでDJをすることに拘り、”Indie Vinyl Event”と銘打っている。個人的にはCD(とUSB併用)からレコードDJへの転向を目指して5年くらい?京都に住んでいた時に通っていたAlffo Recordsの店主ナカシマさんにレコード買うんだったらレコードでDJした方が良いとずっと勧められていたところから、段階的に移行し、今ではOther Place以外でも95%以上はレコードでDJを行っている。
デジタルにはデジタルの利点が十分すぎるほどあるのは百も承知。なんなら今の時代にレコードでDJすることに理に適った理由なんて無いのかもしれない。それでもインディー音楽のDJイベントとして銘打ったSchool In Londonを運営する自分にとって、レコードでDJをすることの方が自分のスタイルとしてあるべきだと思えた。
偏屈な持論でもあるのは自覚しているけど、レコードはインディペンデントカルチャーを最も象徴する音楽媒体だと思えたから。インディーが何なのかもよくも分からずに海外インディーのパーティーと銘打ちSchool In Londonを10年間続けてきたけど、自分が辿り着いた自分なりのインディーであることの答えは「好きなレコード屋で好きなアーティストのフィジカル作品を買うこと」だ。フィジカル作品はCDでもカセットでも良いかもしれないけど、ジャケットが大きく、重く、現場に持ち込むのも音楽を流すのにも手間もかかるレコードが自分には一番しっくり来る。
Other Placeを通じて、School In Londonではあまりできていなかった、色んなジャンルのDJとカジュアルに絡んだり(レコードDJに限るが)、若い人にも積極的にチャレンジできる機会を提供したりしながら、この仲間を増やしたいと思った。来年もこの輪を拡げていきたい。
10~11月に大阪、高知、東京と廻ったSchool In Londonの10周年ツアー。遊びに来て頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
Xでも書いたことだけど、School In Londonは続けていくほどに、内容面で拘りたいポイントが増えた。現行の海外インディー音楽のイベントとしてもっと濃度を高くしていきたいという気持ちが強くなった。一方で、そうした僕のスタンスが合わなくて離れていったお客さんもたぶん沢山いた。そうしたお客さんに申し訳ない気持ちもあれど、自分としては、もっとこうしていきたいという気持ちが燃料になったからこそ10年間もやれたと思うし、そこだけは胸を張ることにした。
だって、最後にbar italiaでお客さんが踊るみたいな空間を作れたんだから上出来なんじゃない。2023年にそういう現場を東京で作れたってことがとても大事なんです。
「挑戦も変更もされなくなった伝統に価値はない。ただ保存される文化はもはや文化でも何でもない」はマーク・フィッシャーの本に書いてあった言葉。新しい音楽、新しいアーティストこそが今の時代を吸収し、カルチャーの駆動を回すのだと思っている。ビートルズの音楽が僕が普段DJで扱うような音楽よりもずっと素晴らしい音楽であることを知っている。しかし、ビートルズがどんなに素晴らしくても、この時代をドキドキさせるようなそれを生み出すことはない。2010年代後半からのUKのDIYシーンの地殻変動のトリガーともなったSo YoungやThe Windmillの存在を知った時に、これこそがSchool In Londonというインディー音楽のイベントを運営している自分にとっての生きた教材だと思った。
School In London 10th Anniversary のフライヤーモチーフをbar italiaにしたことは本当に我ながらナイスな選択でした。takekiyoさんのデザインも超goodで歴代の中でも特にお気に入りのフライヤー。
ネットでのバズや資本からの押し上げで展開される音楽なんてつまらない。僕はロックが好きというかはインディペンデントのカルチャーが好きというスタンスだ。映画「Other Music」は他人事とは思えない共感できるポイントが多くて3回観たけど、3回とも希望のある未来は想像できなかった。それでも、こうしたカルチャーが好きな一人の人間として、やれることはサポートしていきたいという気持ちはある。パワーは無いし、やれることに限りがありますけど。
11月にオランダのポストパンクバンドのTramhausの来日公演を主催した。
この主催の話を頂いた時、めちゃくちゃ難しいだろうなと思ったけど、このような話を頂けた嬉しさもあった。やっぱり大変さの方が多かったけど、一連の公演を終えて、Tramhausのライブがお世辞抜きで今年のベストアクトと言えるほどに最高だったこと、遊びに来てくれたお客さんが興奮している発信も沢山確認できて、本当にやってよかったなと思った。そこには、今後の自分の音楽との関わり方について指針となるようなエッセンス的な何かもあった気がする。
Tramhaus来日公演の話はまた別記事を書く予定。
年内には、、、うちの会社が12月29日まで勤務日なのを恨んでいます。
ありがとうございました!
村田タケル
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