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サラリーマンでもできる投資法

業務を行う中で、モチベーションの維持・向上、一つ一つの前向きな選択、(相手に依存しない)自己肯定感を持った交渉・調整、想像力を発揮したアプローチなどは、心の中のゆとりの有無によってそれぞれのアクションが大きく異なってくると思います。当然、結果も異なってきます。

その心のゆとりの拠り所はいくつかあると思いますが、大きな要素にお金があります。お金のせいで自分のやりたいことや発言を無意識に制限したりする必要がないように、サラリーマンである場合、給与収入を得た中から一定額を毎月確実に投資に回すのが良いと思います。

私は投資歴は20年近くになりますが、その中でもおすすめできる投資種別をさわりだけ紹介します。

1.米国株インデックス投資

なんといっても米国株投資は外せません。慣れないと何を買うべきか個別銘柄の選定に悩むと思いますが、とりあえずはS&P 500の指数連動型のファンドから入ることをお勧めします。ただし、ファンドの場合は管理手数料が安いものが良いです。具体的にはeMAXIS Slim米国株式(S&P 500)または、バンガードトータルストックマーケットETF(VTI)、またはこれに準ずるものがおすすめです。年によっては調整局面がありますが、年率10%程度で上昇していきます。この指数連動型を、まずはiDeCoで、それで足りなければ毎月積み立てNISAを用いて無理がない範囲で自動的に買い続けることです。

2.米国個別株投資

米国個別株には夢があります。目利きや、その後の決算の精査で取捨選別は必要だとしても、数年で数倍という銘柄はザラにあります。ただ、持ち続ける胆力も試されます。私自身の悔やむ点として、過去にアマゾン(赤字垂れ流し時)、テスラ(株式市場では注目され始める前)に購入し、2016年にそれぞれ625ドルと663ドル(アマゾン)と265ドル(テスラ)で売却しました。これでも数倍の利益を出したのですが、これを仮に今まで持ち続けて入れればと思うと後悔されます。もっとも当時は現金化のために売らざるを得ない理由があったため泣く泣く売りました。直近の大化け銘柄としてはモデルナを売りましたが、ズームビデオやクラウドストライクといったSaaS関連のグロース銘柄は保持したままです。グロース中心ですが、経済再開を見据えてボーイングやマリオットといったシクリカルにも数ヶ月前から注目しています。米国株はその成長性と夢を買います。

3.日本株投資

反対に日本株ではあまり夢を見ません。しかし、日本株にも旨味があります。私の日本株に対する投資スタンスは安定性です。高配当を狙った保持はあまりお勧めしません。業績悪化により配当が下がり、株価が下がるリスクがあります。例えば直近では、高配当銘柄の筆頭格であったキヤノンが減配を発表し、株価が1日で大きく下落するということを経験しました。私の日本株への投資の半分は株主優待狙いの最低限の保有と一定の配当です。例えば、ANA、オリックス、みずほリース、リコーリース、東海カーボン、JTあたりは費用対効果が高いので、最小購入単位だけでも保有をお勧めします。

4.FX投資

FXは株式投資に比べて向き不向きがあると思います。また、タイミングによって稼ぎ続けることが簡単であったり、その逆がしばらく続く環境もあります。余程の経験者をのぞくとおすすめはドル円(ロング)に絞ることです。ユーロ円、ポンド円、ユードドルなど通過を選べは切りはありませんが、FXで大事なことは扱う通貨の量の増減を見極めることです。これから相対的に円の量が増えると予想させるような日米の金融政策のコントラストが出れば円安に動き、円が減ると予想されれば円高に動きやすくなります。米国に視点を持っていっても同様で、相対的にドルの量が増えると予想さるような政策に対してはドル安(円高)に反応し、逆にドルの量が減ると予想されるような政策に対してはドル高(円安)で市場は反応します。上記のセオリーに比べ、有事のドル買い円買い、さらにはドル円で比べた場合には円が買われるといった複合的な要素になります。FX市場では経済指標や地政学リスクに敏感になる必要がありますが、もっとも情報が取りやすいのは日米の金融政策や経済指標です。またこれに絞ることでこの通貨に関し精通する時間を確保しやすくなります。

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