スクラップブックを見て思い出すこと

皆さんは、雑誌を破棄できますか？
私はそれができませんでした。

以下、敬称略。

小学生の頃、「ちゃお」や「なかよし」など、周りの子がマンガ雑誌を読む中、私は漫画に興味が持てませんでした。

祖父母の家の近くに書店があり、1人雑誌コーナーに行き、立ち読みというか立ち見をするのが当時の日課。そこで当時大好きだった香里奈が表紙の「Ray」を見つけます。

いつかこれを買うと心に決め、数ヶ月後ようやく初めて手にした念願のファッション雑誌でした。

大人の雰囲気とキラキラ華やかな世界。モデルさんも綺麗なお姉さんばかりで、その中でも葛岡碧が印象的でした。(時期は秋冬だったかな？その辺もあまり記憶に残っておらず・・・)

しかし2、3回ファッション誌「Ray」を買うものの、クラスの友達との話題は漫画の付録だったり、皆が買ってるからという単純な理由、その流れでマンガ雑誌に移行。結局、漫画は合わず(読めず)、ティーン雑誌にハマります。

「ニコラ」「ハナチュー」「ピチレモン」「ラブベリー」とある中で直感で「ハナチュー」を選んで読んでいました。
夏居瑠奈、久松郁実がとにかく好きでした。あの天真爛漫な明るさを見るのが楽しみでした。(私の中で土屋太鳳＝白ハイソが頭の片隅にあるのは気のせいじゃないよね？)

何を基準にどの雑誌を買うのか、悩んで金銭面と情報量と付録、その他諸々折り合いをつけて今月は無理か〜と諦めることも多々。当時は立ち見のプロだったので、買ってもいないくせに「東海SPY GIRL」に近藤千尋が載っていたことも圧倒的に可愛くてすごい記憶にあるのが怖いです。

高校生になると「Seventeen」や「Popteen」にハマり、先輩の影響で「egg」を知り、読者でもないのに斎藤みらいの虜になります。郡司英里沙との、ちょすみら。青春という青春ではなかったけど、懐かしくて胸が高まります！その頃ブログを見たり画像を検索しては保存しまくる日々でした。おそらくギャルのプリクラを真似るのが得意でした。

それはさておき、これまで買った雑誌は、読み終えたら回収されて親の職場に持っていかれ、いつの間にか廃品回収へ。

そんな感じだったので、「あのときの雑誌どんな感じだったかなー」と振り返りたくてもできない。その虚しさを学生時代に思い知り、親に取られないよう、捨てられないよう死守するのが必死でした。
あとは雨漏りしたのかお茶をこぼしたのか、雑誌がダメになったこともきっかけの1つです。

そしてスクラップブックを始めました。ノートの背景をピンクに選んだのは我ながら正解だったと思います。気分が晴れやかになる。

大政絢　岡田紗佳　佐藤ありさ

山本美月

蛯原友里

桐谷美玲　西内まりや

正直いつの雑誌かわからない・・・
多分non-noとSeventeen、CanCamです。

本当は全部載せたいけど、著作権とか肖像権とかその辺の知識がないのでごめんなさい。
すでにアウトなのかもしれません。

このノート1冊、全部にスクラップしてあるのですが、完成すると達成感と自分オリジナルの雑誌を作ったような気分で、最高でした。

この1冊は、数々の大切なフォトブックやスタイルブックなどを保存しているボックスの中から久しぶりに発掘しました。
これ以外にもよくやっていたのは、手帳の表紙に切り抜きを貼り付けていました。社会人になってからもやっていたので、手帳がこんな感じで痛い女認定されていたと思うのですが、完全にヲタ活でした。

テスト週間の気分転換にやり始めると熱中しちゃって、こっちがメインになることもありましたが、猛烈にのめり込める至福の時間でした。
完全にストレス発散にしていました。

「あのとき、この鞄が欲しかった。懐かしいな〜」「このコーデ参考になる！」「私の目に狂いはなかった（笑）」なんていろんな感情になっていまだに捨てられません。

前半はスティックのりで貼ってたから綺麗に貼れているのに、後半は水のりだからボコボコしていたり、くっついちゃったのを剥がした跡も残っていたり、それも込みで愛おしい作品というか思い出というか、自分だけの世界で1つだけのオリジナル雑誌です。

見出し画像は水のりページ🫧
山本美月　久松郁実　久住小春　です。

最近私が読んだ本に「吸うより吐け」という言葉がありました。TED「内向的な人が秘めている力」では「時々スーツケースの中身を他の人に見せてほしい」という内容がありました。

これらの言葉に心打たれました。私はインプットばかりでアウトプットが得意ではありません。意見を求められても恐縮してしまい、人前で話すのが苦手です。しかし、少しずつやれることから行動に移しやってみようと思うことができました。

読んでくださり、ありがとうございます。