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Vol.12 人間の歯の構造でわかる?!私たちの食べるべき食事の割合

〈歯の構造から考える食事の黄金比〉

人間が穀物(炭水化物)を主食ににしなければならないことは、実は「歯」の構造からもわかります。 人間も動物も、それぞれ環境に合わせて体を進化させてきましたが、「歯」も食べるものに適した設計になっています。
人間の歯の構造をみてみましょう。

歯の構造

■歯の構造
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犬歯(4本) 12.5%・・・肉をかみちぎるための尖った歯。
         ライオンなどの肉食動物は犬歯が多い。
        【適合食物:肉】
門歯(8本) 25%  ・・・植物(野菜)などの繊維を噛み切る働きをする歯
        【適合食物:野菜】
臼歯(20本) 62.5%・・・植物や雑穀をよく噛んで砕くための歯。
                                 草食動物は臼歯がほとんど。
        【適合食物:穀物類】
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例えば、ライオンは鋭く尖った「犬歯」ばかり。
肉を食べない草食動物のシマウマには「犬歯」が一本もないですよね?
一方雑食の人間の場合はというと…
臼歯6:門歯3:犬歯1 という割合になっています。 それがそのまま体に適した食事の割合になるのは自然界のルール。
つまり「穀物6:野菜3:肉1」というのが、人間が一番健康にすごせる食事の割合で 体のしくみに合わせて食べれば、きれいに消化・吸収・代謝できるということです。
▼過去の記事 代謝について
https://note.com/yuwaeru/n/n10365aaf732d

〈食べ物を消化する消化酵素・アミラーゼ〉

また食べ物を消化する「消化酵素」にも同様のことがいえます。肉食動物は大きな生肉を消化できるだけの強力な消化液が体内から出ますし、草食動物も草や穀物にあった消化酵素になっています。
雑食の人間は、複数の種類の消化酵素をだしますが、中でも米をはじめとする穀物やイモ類などの炭水化物を消化するための酵素「アミラーゼ」の活性が最も高いのです。このように厳しい自然界で子孫を残し続けるには、どの動物も何千年かけて食べるものが決まり、それに合ったからだの仕組みになっているのです。
からだの仕組みに合わせて食べれば、当然、きれいに代謝できるということがわかります。

〈今日はここまで♪〉

人間が地球上でここまで繁栄できたのは、穀物を主食としてきたからにほかなりません。アジアは米、欧米は麦やとうもろこし、南米では芋、その他豆の地域もあり、種類は違えどその土地で穫れる穀物を主食にしてきました。
人間の主食は昔も今も穀物しかなり得ないということがわかります。
次回は、【糖質制限は痩せる?危険?】をテーマにお伝えいたします!
今回もご覧いただきありがとうございました♪

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