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ドライバー必見!意外と知らない車の警告灯

こんにちは
株式会社ニュークラウドの矢崎です。

普段運転される方やその関係のお仕事をされている方はご存知かと思いますが、たまに家族の方から車を借りたり、旅行などの用途でレンタカーを借りる方は意外と警告灯の意味をご存知なかったり、見落としてしまって事故につながるケースも少なくありません。

あまり見かける事自体少なくなってきましたが、今回は念の為、もし見かけてしまった場合の対処法なども兼ねてまとめさせていただきます。

まず初めに

車の警告灯は「赤色」「黄色」「緑色」に分かれていて国際規格(ISO)によって定められています。色が与える人間の心理や印象に基づいて決まっております。

もちろん車種によって一部表示される、表示されない警告灯もあります。ちなみにエンジンを入れると色を問わず全ての警告灯が点灯されます。これは異常ないのでご安心ください。逆に全て点灯していないと警告灯・表示灯自体に問題が発生している可能性もあるので危険です。時間が経過しても消灯しない場合も故障の可能性があるので、その場合は早めに販売店やロードサービスに連絡しましょう。

よく見る警告灯

①ライト点灯表示灯
メーカーによって表示があるところと、表示がないメーカーがあります。スモールランプやヘッドライトが点灯している時に表示されます。ライトを付ける際に表示され、消す時には消えますので、こちらは特に問題ございません。晴れの日の昼間に対向車からパッシングを受けた時は、「ヘッドライトが点灯しているよ」と教えてくれている場合もあるため、念のため表示されていないか確認してみてください。煽ってるわけではありません。。

②方向指示器表示灯
いわゆるウインカーのことです。矢印の形をしていてメーター上部に配置されていることが多いです。ウインカーもしくはハザードランプを作動させると表示され、解除すると消えます。

特に問題はございませんが、ハザードランプを消すのを忘れて走行していると、ウインカーを出しても両方のウインカーが作動している状態のため周りの車からはどのように動くか予想できなく危険ですので、消し忘れたまま走行しないよう発進前、発信中も時折ご確認ください。

③料残量警告灯
燃料が少なくなると点灯する警告灯です。点灯したら早めに給油しましょう。点灯しても往復20分圏内の距離は大体運転可能と聞いたこともありますが、点灯したら近くのガソリンスタンドまで。特に高速道路では、ガソリンスタンドまで100km以上あるケースもあるので、警告灯に表示される前に給油しましょう。

④半ドア警告灯
運転席や助手席、後部座席、バックドアなど、いずれかのドアが閉まっていないときに点灯します。これはご家族や友人などで出かける際に一番目にするかと思います。

点灯したまま走行すると、走行中にドアが開いて人や荷物が落下する恐れがありますので、点灯したまま走行せずに必ずドアがきちんと閉まっているか確認をしましょう。

⑤シートベルト非装着警告灯
エンジンスイッチがONの状態で、運転席または助手席のシートベルトが装着されていないと点灯します。安全運転のため、走行前に必ずシートベルトを。ちなみ2020年9月以降の新型車は後部座席も含めた全席にシートベルト非装着警告灯を装着することが義務化されます。法律上は、後部座席も必ずシートベルトを締めなければいけないので、シートベルト非装着蛍光灯の点灯にかかわらず必ず締めるようにしましょう。

知っておくべき警告灯。すぐに対処

下記の点灯時には必ず停車し、販売店やロードサービスに連絡しましょう。

①ブレーキ警告灯(黄)
電子制御ブレーキシステムの異常を知らせる警告灯です。すぐにブレーキが効かなくなるということはありませんが、そのまま放置すると事故につながる可能性もありますので早めに点検・修理を行いましょう。こちらの赤色バージョンはサイドブレーキがかかったままの状態で発信時に解除して消えることがありますが、それでも消えない場合は黄色より危険な状態です。
ブレーキフルード不足、ブレーキ系統の異常など、ブレーキが故障したときに点灯します。走行中にブレーキが効かなくなるという凄く危険な状態です。
②充電警告灯
「バッテリーランプ」「バッテリー警告灯」とも呼ばれます。そのほかに充電系統(オルタネーターやベルトなど)に異常が発生したときに点灯します。これらのバッテリーの充電がなくなると、いつエンジンが停止するか分からない状態。エンジンが停止するとブレーキやパワーステアリングがほとんど効かなくなり大変危険です。
③水温警告灯(赤)
エンジンの冷却水(クーラント)の温度が高い時や、水自体が漏れて無くなっていることがあり、エンジンが焼きつき2度と使えなくなるオーバーヒートを起こす可能性が高い。正常な状態は約60度~90度の範囲にとどまっています。それ以上の約100度〜120度というように水温が上がっていくとエンジンにとって危険水域に入ります。
④ハイブリッドシステム警告灯
ハイブリッド車や電気自動車に装備されている警告灯で、ハイブリッドシステム自体の異常を検知すると点灯します。点灯したまま走行すると、突然運転操作不能になります。多くのケースが「駆動用バッテリーの劣化」が原因です。走行距離が10万km以上の車は駆動用のバッテリーセルと呼ばれる部分の一部が経年劣化によって電圧低下を起こしている可能性が高いとされています。

まとめ

普段あまり見かけるものであれば冷静に対処できる部分が多いので問題はございませんが、いざ上記のような警告灯に出くわした際は慌てずに停車して対処しましょう。無理に走行すると突然故障して命の危険に晒されてしまうこともあります。

道路標識と同様で他にも種類はあり、意外と知らない部分が多かったりするので時間がある際に、特にペーパードライバーに近しい方は今一度ご確認すると良いでしょう。

ご購読、ありがとうございました。
株式会社ニュークラウド 矢崎

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