見出し画像

これまでのXF35㎜、XF14㎜、XF70−300㎜、X−S10についてとFUJIFILMの話

久しぶりに一年以上使ってみたX-S10、XF35㎜F1.4、XF14㎜、XF70-300㎜とマウントコンバーターであるFlingerについての所感を書いておこうかと思います。

FUJIユーザーの方はもとより、CANONのEF-M機からの移行を考えている方の参考になればと思います。

これまでに購入して暫くしてからと、間をあけてからの二回おなじようなカメラとレンズについて書いていますが、何気にこの一年レンズも増やさず過ごしてきたので書くものについても前回、前々回と同じとなります。


でもやはり書き続けておくと自分の考えの変化が見てとれて面白く感じますね。

ではちょっと今の自分の思いを見ていきましょうか。

XF35㎜F1.4

最初にボディと一緒に買った単焦点レンズ。 

一般的な評価としては“FUJIユーザーなら持っておくべきレンズ”または端的な呼び名として“神レンズ”なんて言われたりもします。 

当の自分も基本といわれる単焦点の標準レンズをこの機会に使ってみようと最初の1本にチョイスしました。

しかし、“よそはよそ、うちはうち”と言うように個人に好みがあるように自分にはちょっと使いにくいレンズだなと当初より感じていました。 

前回の時点では“近望遠レンズという認識で使う”、“花撮りに使う”という新たな認識を得ましたが、今は三本のうち使用率は一番低いレンズとなっています。

今FUJI機の購入を検討されるなら、純正で33㎜もでましたし、サードパーティからも同じような焦点距離のレンズが何本も出たので、以前よりはXF35㎜F1.4一択という状況ではなくなったかなと思います。

ほんと持ち出さ無さすぎて、撮った写真も全然無くてびっくり。

XF14㎜

今もなお現在、ずっとつけているレンズです。 
スマホが普及し一般的になってきている今、XF35㎜と違ってこっちの方がより違和感なく使えるのではと個人的には思います、ずっとと言い続けています。

ただ実際に長く常用レンズとして使ってみると、やはり使いにくく感じる場面にも多く遭遇します。

もう少し寄りたいな、とか。

単焦点の常用レンズとしてなら、多分14㎜以上35㎜未満の間に自分の使いやすいのがあるのでは?と推察しています。 

製品としてはXF18㎜とXF23㎜あたりが自分の使いやすい距離だとは思うのですがどうでしょうか。

ただ、手軽に広角写真を楽しめるという点においてはやはり頼りにしています。

気軽にパシャっと撮れます。
屋内とかご飯の時などで便利です。

XF70-300㎜

現在のところ最も評価の高いレンズ。 
気軽に持ち運べるサイズで70-300㎜と一般的な使用においては十分な焦点距離です。

個人的に使っていて良いと思うのが、“望遠”レンズであるため写る範囲は少ないということが分かりきっていることにあります。 

目で見る世界とは異なる世界を見せてくれるので単純に楽しいし、狭い範囲しか撮れないとおう割り切り感がはっきりしているので使っていてストレスがないです。

とりあえず花も鳥も虫もこれがあればいいかなと。 大きな公園に遊びに行く時、生き物を相手にするには重宝するレンズです。

X-S10

前に使っていたEOS M6と比べて新しい機種ということもありますが、現状のEF-M機と比べてもボディ単体の使いやすさは優っていると思います。個人的な長所を列挙すると、

・ボディのグリップ形状が優秀
・ボディ内手振れ補正が有難い
・スポーツファインダーモードの疑似焦点距離可変が便利
・USB給電/充電が楽ちん
・バッテリーの持ちもEOS M6と比べて良いように感じる
・インターバルタイマーが搭載されている

と良い点が多いです。
逆に短所や不満と感じる点としては

・バリアングルモニターであること
・フロントダイヤルに機能を割り当てられない
・フォーカスポイントを一発で中央に戻せない
・クイックメニューにインターバルタイマーを割り当てられない
・メニューを掘らないとインターバルタイマー設定を出せない
・もっと機能を割り振れるボタンが、特に十字ボタンが欲しい

ズームの回転方向の違和感については不満ではあるものの少し慣れました。少し。

短所も多く書きましたが、使い続けていくことで感じることも増えるので、まぁとくに多すぎるという気はしません。

やはりいい一台だと思います。

この一年で特に変わったことといえば、以前は他社とこのX-S10のようなモードダイヤル方式が良い!!!と思っていたのが、最近ではまぁ個別にダイヤルがついているのも悪くないかなと考えが変わってきたことですね。

店頭でX-T4やPro3を触りまくった結果とも言えます。

今気になっているのは来月に発表があるとされているX-H2の存在です。

確実にX-S10よりは大きくなることが予想されますが、おそらくは上に挙げた短所のいくつかは解消されるはずで、より快適なカメラライフがおくれることが予想されます。

Flinger

CANONからのマウント変えたのでレンズ資産を使えると思い購入したマウントコンバーター。 念のため絞り付きのものを購入しましたが、現在のところ絞り機能どころかコンバーター自体使う機会が全くなくなりました。

画像はAmazonさんから拾ってきました

一応使えるレンズを焦点距離くらいまで書いておくと、EF75-300㎜、EF40㎜、SIGMA17-70㎜、TAMRON90㎜、TOKINA11-20㎜というラインナップ。 最後のサードパーティの3本は特に広角、標準、望遠/マクロの基本セットとしてよく使っていたのでまさか使わなくなるとは思いもしませんでした。(この中では90㎜は比較的使っていた)

で、EF-M機から移行を考えている方はマウントコンバーターの購入を検討されているかもしれません。

ただそういう方に気を付けていただきたいのは本当に必要かということ。 

自分は上記のレンズをEF-EFMマウントコンバーターを用いて使用していましたが、やはりコンバーターが介在するため大きくなるのがネックとなります。

より多くのレンズを使うためには必要と納得していたのでその時は良かったのですが、無いにこしたことはないし、せっかくなら純正のレンズも試したいと思うのが人情だと思います。 

いざ純正もしくはXマウントのレンズを使ったらコンバーターのない身軽さから逃れるのは難しいかもしれません。 

そしてもしもコンバーターを買うにしても、わざわざ絞り付きのものを買うのは考えた方がいいかもしれません。 

自分は結局絞り操作はボディ側でできる操作設定にしました。

FUJIの今後について

X-S10を購入してから色々と情報を見てきましたが、ここ最近でサードパーティのレンズ参入が多くなってきています。特に今期待が(個人的に)集まっているのがSIGMAとTAMRONの参入です。

SIGMAは単焦点三兄弟を送り出しつつ18-50㎜F2.8のXマウント版の開発発売を告知しています。

TAMRONも18-300㎜という高倍率ズームを出したと思ったら、広角、標準、望遠の各種ズームレンズの企画開発を行っているとの話があるので今後のFUJIFILM自体のシェアにも影響してくるのではないかと思います。


このサードパーティの参入については大きく2つ影響があると考えています。

1つは廉価のレンズの選択肢が増えることによるXマウント選択の求心性があがるということ。 

SONYのカメラの魅力としてサードパーティを含めて豊富なレンズラインナップがあります。 純正、非純正の長所短所はありますが、性能や価格を検討して選べる選択肢があるというのはユーザーにとって好ましい環境です。(EF-Mマウントユーザーとしては涙が出そうな位羨ましい)

もう1つはメーカーの苦手な部分や穴を補うレンズが出るということ。

TAMRONの18-300㎜その例の1本となりましたが、FUJIFILMの単焦点レンズのラインナップは豊富で魅力を感じるものが多いのですが、ズームレンズに関しては現状欲しいと思うものがありません。 

個人的に単焦点の選択肢と比べるとズームの選択肢が少し寂しいようにも思います。 

FUJIの純正のレンズというものはそれが魅力であるとともにある種の制約としても働いているのではないかと思うので、それに縛られないサードパーティの参入は楽しみであり意義があると思います。

噂の新型機について

先に少しあげましたが、もうそろそろ発表されるのではないかと思われる新型フラッグシップモデルのX-H2。

噂としては二機種でるとかで、少しずつ情報出てきていますね。
フラッグシップモデルが出るのはそれだけでワクワクしますが、X-H1の後継機がどうなるのか興味があります。 

個人的にFUJIのカメラボディは単焦点レンズを使うにはいいけど、ズームレンズを使うには少々扱いづらいのでは?感じています。 

グリップがX-T系でも弱く、X-S10ではバランスがしっくりきません。

なのでズームレンズを使う際にはディスコンになったH1の後継がでるというのが理想的で良いなと思っていました。

FUJIFILMのカメラの展開として、大型化せずT系とかE系を更に小型にという声も見たりしますが、個人的には同じマウントで、様々なスタイルで撮れるようになれる方が魅力的であると思います。

しっかり構えて撮る時はH系、T系を持ち、身軽に撮りたい時にはE系、S系で、どっぷり浸かるにはPro系といったように使い分けれる方が楽しいんじゃないかな。

さて、次のに振り返りをする時は、どんな状況になっているんでしょうか。

楽しみです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?