シナリオ講座に提出する「規定枚数」に毎度悩むのも、少しずつ快感になってきました

先日、第四回目のシナリオ講座・提出課題が帰ってきました。
私は今回提出のシナリオの「柱」に「○同アパート(30分後)」などと描いてしまいましたが、シナリオにおける「柱」に時間は描けないということを先生にご指摘してもらいました。
「柱」には(夜)など、昼夜を示す言葉が記されます。それを見ていた私は〝勝手読み〟で「なら、柱に時間も書いていいのかも」などと思ってしまいましたが、それは「ト書き」に描くべきものでした。
毎回こうして〝シナリオの「常識」を今少しずつ学べている〟という感覚は、とても自分の中で励みになっています。

この課題を始めて、生活全体もなんだか明るさが増した気になっています。
「課題を考える→課題を提出する→添削を心待ちにする→添削が帰ってくる→添削を確認する→それを踏まえて、また次の課題を考える」という一連の流れが本当に楽しみになりつつあります。まだ四回しか課題を提出していないのですが、この流れが私の生活のひとつのリズムとなってきています。

月~金は会社員としてそれなりにバタバタと忙しいので、課題を考えたり実際に描いたりするのはどうしても土曜日曜になります。
この講座を始める前の私にとって週末とは、単なる〝お休み〟でした。だから、週末に新しいことを始めることは正直なところ、最初は億劫でした。週末に自分で決めた活動を新たに始めたら、〝お休み〟がなくなっちゃうわけですから。
ところが人間なんて不思議なものですよね。このサイクルが始まり時間的にはタイトになったはずなのに、身体も気持ちも全く楽です。どちらかと言うと、時間そのものに貪欲になったせいか普段の仕事にまで好影響がいろいろ出てきていることを感じています。

先日、第四回目の提出課題は「イライラしている人をペラ3枚で描く」というものでした。
毎回自分に課しているのは「単に課題のテーマを満たした短いシナリオを書くのではなく、その短いペラ数枚の中にちょっとしたドラマが必ずあること」で、さらに欲を言えば「できればそこに多少の驚きや感動までが含まれていること」です。

毎回、シチュエーションや登場人物、そのプロットまでは比較的すぐに思いつくので、それをまずは原稿用紙にではなく、自由にノートに綴っていきます。
ここまではさっとできるのですが、これを「ペラ○枚」の原稿用紙に書き落としていくことが本当に難しい。結構頑張って短くしても毎回必ずペラで1~2枚がはみ出てしまいます。これを何とか課題で与えられている規定枚数に収めることに、毎回時間のほとんどが費やされることになります。

今日は第五回の提出課題「出会い」(初めての出会い)です。
シナリオのアイディア自体はもうあって、アイディア自体は自分でも結構いいと思っているのですが、おそらくまた「規定枚数内にどうやって収めていくか」であ~だこ~だと悩むのが目に見えています。
でも、そういうことを考えて悩むこと自体が少しずつ「快感」になりつつあるみたいです。


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