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嫌われ者の セイタカアワダチソウ 実は毒草ではなかった 悲しい運命

秋になると、花粉症のひどい方は辛い。そして、その花粉症の原因はセイタカアワダチソウの花粉、と思われる事が多いが、実は違う。
セイタカアワダチソウは花粉症の原因ではなく、ブタクサの花粉が花粉症の原因となる。

ブタクサの画像は ↓ 

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ブタクサというのは なかなかひどい名前だが、名前の由来は イギリスの俗称であるホッグウィード(豚の雑草)からきている、という説もある。
花が黄色く、背も高いのでセイタカアワダチソウに似ている、といえば似ている。

セイタカアワダチソウ 背高泡立草 と書くのだが、真っ黄色で背が高く、いかにも悪質な花粉を振りまきそうな雑草に見える。
北アメリカから来た植物で、すばらしい繁殖力で、たちまち日本中の荒れ地を黄色く染めた。

セイタカアワダチソウの根からは、他の植物を駆逐する物質が出ており、日本にある、様々な雑草を駆逐し、ある時代、あちこちでセイタカアワダチソウの黄色い群落を見ることができた。

しかし、最近は、昔ほどセイタカアワダチソウの群落を見ることが少なくなった。これには悲しい理由があり、セイタカアワダチソウの 他の植物を駆逐する物質は、自分自身 つまりセイタカアワダチソウ自身を駆逐している。 つまり自分の毒で自分が○んでいく状態だ。

とはいえ、セイタカアワダチソウが全滅することはないだろう。セイタカアワダチソウは自分自身を駆逐しながらも、必ず一定数は残るだろうから。

さて、実はこのセイタカアワダチソウ、なかなか良い奴なのである。
私は、秋の一時期、コスモスや彼岸花などと一緒に、部屋に飾っている。

その他に、春先の若芽は、天ぷらなどにして食べられるし
蕾の時期は、乾燥して入浴剤にできる。

そういえば、昔 十朱幸代さんという女優さんが セイタカアワダチソウという歌を歌っておられた。覚えている方はいらっしゃるだろうか?



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