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草彅剛主演ドラマ"銭の戦争"から学んだこと「お金は人のために使い、恩は倍以上で返したい。」

はじめに

草彅剛さん主演ドラマ「罠の戦争」が放送開始された。草彅剛さん主演連続ドラマは6年ぶりとのこと。前作の「嘘の戦争」はリアルタイムで視聴し、復讐に燃える草彅さんの力強い演技に魅了された。
そこで今回、戦争シリーズ1作目の「銭の戦争」をまだ見ていなかったので、TVerで視聴した。面白すぎて3日で見終わったので、感想を書いておこうと思う。

気づき、感動、面白かった点

赤松以外、復讐相手とは和解している。

復讐の話でありながら、草彅さん演じる白石富生は赤松以外の全員と和解している。特に灰谷という白石がどん底に落ちる前に適当にあしらってしまい、白石がどん底に陥ったときに助けてくれなかった相手がいるのだが、第8話で1億円持ち逃げされて落ちてしまった灰谷に低金利で100万円を貸して和解した。「たかが1億円、さっさと取り戻せ」
他にも証券会社時代の黒田部長、元婚約者の梢、弟の光太郎などとも和解している。
この穏やかな"復讐劇"には感動した。私もこんな"復讐"ができたらいいなと思う。

お金は人のために使いたい!

白石富生(草彅剛)が一番苦しいとき、理由も聞かずに泊めて、さらに富生のコートのポケットに何も言わずに1万円を入れた紺野洋(大杉漣)。大杉漣さんの優しい演技には心打たれた。
最終話の紅谷(津川雅彦)も「金はうまく使えば巡りめぐって返ってくる」と紅谷を1万円で救った青池早和子(ジュディ・オング)の保釈金5億円を支払い、助けたシーンがあった。
「ギブ&ギブ」の精神は樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」など、様々な書籍で推奨されている。紺野も青池早和子も見返りを期待して1万円をあげたわけではないはず。「復讐」は悪意の返報性ですが、これは好意の返報性でしょう。「ギブ&ギブ」の精神が大事であることはこのドラマでも示されていた。

さいごに

銭の戦争、とても面白いドラマだった。お金についての考え方を改めるいい機会となった。ラストシーンでの富生は赤松のようにお金に取り憑かれてしまったのではないかとネガティブに捉えられるシーンでした。しかし、第10話の黒田部長との和解シーンや最終話で紅谷にあえて1万円だけ借りたままにしたこと、灰谷のような復讐相手にも手を差し伸べられる富生の優しさから、赤松と全く同じにはならない、少しはポジティブ方向であることを信じている。

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