おとなが先入観0になるのは難しい
SNSで様々な年代のひとたちの本音に触れることがある。
SNSのそのひとのアカウントからの情報はことばだけ。
本音かもしれないし、本音じゃないかもしれないし、本当のところはわからない。
だけど、わりと間違いないなって思うのは、リアルな場よりも本音を出しちゃえる場所なんだってこと。
相手の見た目も性別も年齢も、そのひとが本物かわからないからこそ、逆に本音を出しやすい。本音としてとらえて共感されやすい。
人間心理かな?
おとなになってから。特に働き始めてから。
どう考えたって、はじめて会うひとに本音を話すことはほぼなかった気がするし、話していいのかもわからなかった。
人間不信とかじゃないけど、なんていうか、おとなになると「ひととの距離の取り方」「自分の中身の見せ方」は学生時代とは変わる。
最初は同じ感覚だけど、次第に変わっていく。
出会うひとやタイミングによって違うかもだけど、いい意味でも悪い意味でも、二面性を持って生きてるひとは多いと思う。
自分を守るためだったり、ひとを守るためだったり。
そのなかで、自分に対しても、ひとに対しても、先入観を持たずに接することがむずかしくなった。
大きいのは、見た目。持ち物。雰囲気。話し方。そのひとの周囲の人間関係。自分に関係ないのに、目に見える部分で相手に対して先入観を持ってしまう。そして、相手を判断する。
先入観をもつことが悪いこととは言い切れないけれど、先入観0で相手をみることはかなりハードルが高い気がしてる。
だからこそ。おとなになった今。
気が合う相手やともだちができたら、それはとってもうれしいことで、自分の心が広がっていくきっかけになるんじゃないかな。
おとなが先入観0になるって難しい。
だってそれなりに、現実を生きてきちゃっているから。
だけど、人生はまだ長い。
先入観を持つ必要がないひととの出会いも、これからたくさんある気がしてる。
純粋で、そもそも先入観なんてない子どもの子育てをしていると、こんなことを考えたりする日もある。
わたしの書いた文章が何かを生み出すきっかけになっていたとしたら、とてもうれしく思います♪