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ライター名は実名かペンネームか。実名で発信することにした理由

ライターとして2020年から活動を始め、最初にぶつかった壁が「実名にするかペンネームにするか」でした。

実名で始めてしばらく経ちますが、野本響子さんが「実名で発信すること」について、記事内で私の書いたnoteを取り上げてくれました。

野本さんの常識にとらわれずに、それでいて楽しそうに見える生き方や在り方を見て、私も「まず楽しむ」「楽しい!と思ったことを発信してみよう」と影響を受けています。

探求学舎の方が離島のわが家へやってきた!という私の記事を読んで、次のように書いていただいています。

実名でやってて面白いのは、こんなふうにリアルの世界と繋がって、世界が広がること。
リアルの世界の人が応援してくれることです。
誰かが誰かとつなげてくれたりすることです。
これ、特になんかしらの教室とか、人に関わるビジネスをしてる人にはとても有利だと思います。
片岡さんのnoteでは、「沖縄の離島」の子育てのリアルが大きな魅力に繋がっています。もし匿名でやるとなると、島の名前も出しにくいので、具体的なイメージを読者に伝えるのは少し難しいかもしれません。ディテールがあればあるほど、読者は共感をえやすいです。

「ディテールがあればあるほど、読者は共感をえやすい」そこまで考えていなかったので、野本さんの表現に、なるほど…!とまた新たな気づきをいただきました。


ライター、実名かペンネームか問題

実名にしよう!と決めるまでには紆余曲折がありました。

数年前にさかのぼると、もともとワードプレスでブログをしたい!と考えていました。

私は根っからのオタク精神を子育てにも発揮し、おもちゃや子育てについて本を読んだり人に話を聞きに行ったりと、行動をよくしていました。


独学でベビーサインを息子と楽しんだり、おもちゃが好きすぎて横浜から静岡のおもちゃ専門店まで子ども3人連れて出かけたり、息子が鉄道にハマれば鉄道博物館へ行き、深海魚に夢中になれば沼津の深海博物館へ行き‥。

最初はFacebookに自分の記録として書き始め、Instagramでも発信をしたところ、「いつも参考にしてる」「もっといろいろ知りたい!」と声をかけてもらうことが増えていきました。

そんな中ブログを資産にしている方々を見て「ブログ」という場を作って記録と発信をしたいと思うようになったのです。


ブログをやりたい…しかしペンネームどうする?

ブログを作るにあたって、「ペンネーム?」「本名?」「顔出し?」「ブログのタイトルどうする??」と悩みに悩みました。

子育て系のブログで、いくつか良いなあと思っているものがありましたがどれもがペンネーム。

タイトルと自分の名前を考えることで時間を費やし、結局ブログを始められず。なかなか最初の1歩を踏み出せずにいました。


クラウドワークスを通じて働き始める

2020年になり、ライターとして働き始めました。ブログを積み上げて収入を得ることへの憧れがありましたが、結果がいつ出るかわからないものをコツコツ続けることが得意ではない性分だということに気づきます。(遅い)

クラウドワークスを始めて、すぐに収入を得られるのは魅力的で感激しました。

ライターとしていくつか記事を書き始め「もっと知りたい」「もっと良い記事を書きたい」「もっと収入を得たい」と欲が出てきました。

こうして初めての記名記事が出るときに、実名かペンネームにするか、何人もの人に意見を聞き、悩みました!!

野本さんのnoteにもあったように、ビジネスや講師業をしている方でペンネーム(ビジネスネーム)の方はほとんど見かけません。だいたい実名。でも、こと「ライター」となると多くの方がペンネーム…。これは一体なんでなんだろう?と考えました。


実名のメリットとデメリットを考える

【メリット】
・信頼感に繋がる
・発信に責任感が生まれる
・書きたい媒体や記事はライターが全面に出るものではなく、最後にライターのクレジットがさりげなく入っているような記事。このクレジットは本名を見かけることが多かった。
【デメリット】
・知り合いに見られるのが恥ずかしい(HSP気質のある私はこれが大きいかも)
・自由に書けなくなる(エッセイなど内面のことや、恋愛のことなどは少し書きにくくなるかもしれない)
・掲載予定の媒体のライターさんの多くがペンネームだった。その中本名を出すことに少し抵抗を感じた
・本業がある方は本名は出せない
・もし再就職をするときに何か不利になるのでは?

散々考え、色々な方のサイトやnoteを見て、結局、私の書きたいことを書くには、本名でパーソナルな部分を書いたほうが伝わりやすいと感じました。

個人的な決め手は4つ

決め手①
「悩んだときは心がときめく方を選ぶ(こんまり式)」
→どっちもときめかない!!(え)
→つまりどちらを選んでも同じなんだろうな~
→昔から迷って選んだ時に、選ばなかった方を選んでいたらどうだったんだろうと思ってしまう
→この後悔は意味がない!
→精神的な緊張感はやはり本名の方がある…
「損して得とれ精神で本名にしてみよう!」

決め手②

「ペンネームはなんだか別人のような気がする」という感覚


決め手③
書きたい媒体や記事はライターが全面に出るというよりは、最後にライターのクレジットがさりげなく入っているような記事。このクレジットは本名を見かけることが多かった。

決め手④
ライターの中村洋太さんのライターコンサルを受けています。私は2人目の生徒です!既に学びを始めていた生徒さんたちが本名にしていたことも後押しに。(しかし!後に入った方たちはペンネームの方もいます。必ずしも本名を推奨しているわけではないと思います。)


発信する目的次第!

実名でも、ペンネームでも、書きたいものの方向性や自分の目指す媒体によって変わってくるんだろうなと感じています。(だから迷ったのですが…!)実名で活動を始めましたが、企業広報のライティングなどの案件を受けることも増え、実名でよかったと今では感じています。


最後に

迷っているときに読んだサイトなどをご紹介します。基本的に優柔不断です…!!

京都でライターとして活動されている江角悠子さんの記事。

マツオカミキさんの記事。


今では尊敬するライターさんがたくさんいて、本名かペンネームかは皆さんそれぞれ。ただ私は不器用なので実名1本にしたのは良かったと思っています。先日近隣の飲食店を取材するお仕事がありましたが、本名を既に知っている間柄なこともあり、ペンネームがなくてよかった…と少し感じました(笑)。

本名で書いた記事が公開されるのは今でもドキドキソワソワします。Twitterの短文はあまり気にならないのですが、noteのような長文は自分の頭の中をさらけ出すようで少し恥ずかしさも。

また、今は「おもちゃコンサルタント」の勉強中で、いつか遊びの広場のような活動もしていけたらと思っています。今後ライター以外の自分の仕事の幅が広がるときにも、本名は名乗りやすいかなと感じています。

皆さんの少しでも参考になれば嬉しいです。逆に、皆さんの考えもぜひ聞かせてください!

サポートとても嬉しいです!!子どもたちとの体験や書籍など執筆に活かせる体験に使えればと思います。シェアやコメントもすごくすごく励みになります!