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自分を観察して、落ち込みの原因に気づく

何か新しいことを始めたときは、新鮮さや褒められたり認められるのが嬉しくてどんどん突き進む。

ところが、1年くらい経つと、恐怖心や不安感が頭をよぎって立ち止まってしまう。昔からそうだった。学生時代は進学などで強制的に環境が変わるからそれでよかったが、社会人になってこの特性で悩むことが増えた。

今、ライターになって2年目ながら、この渦中にいる。仕事の原稿がなかなか進まず、新しい提案をするのも二の足を踏み停滞感がある。締切だけはなんとか守っている。「自分はこれができます」「これを書きたい、書かせてほしいです」と自分から売り込むのは、今までしてきたものの、今はすごくこわいと思う。

FFS診断』を少し前に受けた。「保全と拡散」が上位2つにあるのは珍しいタイプらしいと知る。HSS型HSPを知ったときにも見かけた言葉「アクセルとブレーキを踏む」という表現がここでもあって、笑ってしまった。

「保全性」と「拡散性」の因子が拮抗している場合は、やりたい気持ちと不安な気持ちが、同時に込み上げてくる。だから、厄介なんです。しっかりと準備してから、一旦は飛び越えてみる。でも、飛び越えた途端、不安になる。だから、安全な場所まで戻る。すると、また飛び越えたくなる。こういう個性の人に聞くと、「逡巡していることを自分でも理解しているけれど、どうしようもない」と言います。(リンク先より)

▲それなすぎて。

抜け出すにはどうすれば良いのか

目の前のことを続けるか、全く違うことにチャレンジするのが良いのか。逆にもっと忙しくするのか。暇だから悩むのか……。

今は人口300人の離島で暮らしていて、子どもたちが学校や保育園に行く平日の日中に仕事をしている。業務量的にはまだ時間に余裕がある。気軽にお茶をしたり一緒に出かけるような間柄の人がほとんどいない寂しさもある。でも人を誘うのは苦手だ。

ひょっとしたら、全てキャンセルして徹底的に休んだ方が良いのかもしれない。

とはいえ、6年、専業主婦をした。この期間に家庭でいろいろあったし、島に転勤してきて、大きな環境の変化に精神的に落ち込み、何もしない期間が1年ほどあった。もう十分休んだよ〜〜とも思ってる。

コーチングやキャリアカウンセリングを受けるのが良いのだろうか。働くことやお金を稼ぐことへのブロックが自分の中にあるような気もする。今まで単発のカウンセリングや占いは受けたことあるものの、継続してじっくり受けたことはない。キャリアだけじゃなくて、生き方全体に悩んでいるのかもしれない。

待てよ……

ここまでぐるぐる考えて、参加しているコミュニティに悩み相談を書こうとしたところで気づく。「そういえば、もうすぐ生理かもしれない」

毎回、生理前は気持ちが落ち込むことが多い。私は生理痛が重くなく、自分の感情の起伏に対してこれまで鈍感だった。落ち込んだりイライラしているのは、自分がそういう性格だからだと思っていた。

ところが、島に移住してきて1年ほど、ほとんど予定のない時間を過ごすなかで、自分の内面や体調をよく観察するようになった。37年生きてようやく「生理前は気持ちが落ち込みやすい、極端な思考をしやすい」ことに気づいた。しかも、渦中には気づけず、落ち込み期間が明けてから気づいていた。

ところが、今回は初めてその渦中に自覚できた。

「そうだ、やっぱりこれはPMSなんだ」

自覚できると、気持ちが少し前向きになった。悩みを深いものだととらえて、「根本解決しなければいけない!!」と焦る思考から、「この時期さえ過ぎればまた気分が良い時期が来るはずだ」と気づけたからだと思う。

「自分を観察すること」へ視点が向いたのは、最近読んだ佐渡島庸平さんの「観察力の鍛え方」という本の影響もある。


これからは

1人でいると、つい、スマホに手が伸び、SNSやチャットを眺めてしまう。気持ちが落ち込んでいるときは、ますます気持ちが焦る。せっかく今はフリーで仕事をしているから、PMSのタイミングは仕事をセーブできるように調節できたら良いのかもしれない。

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こういう景色がせっかく身近にあるのだから、ぼーっと眺めるのが良いのかも。

今まではこのバリバリネガティブモードなときに、どうしようもない気持ちの焦りをFacebookやnoteに書いて、多くの共感が得られていた。ただ、これをしても自分の心はあまり回復しないし、後で読み返したときにその時の気分に引っ張られることにも気づいた。私には合っていなかったのかもしれない。これも新たな気づきだった。

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