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2021年、明けましておめでとうございます。「NEWS LIVE TOUR 2020 STORY」オーラス感想

私の大好きなグループ、NEWSのツアーがファイナルを迎えました。完走おめでとうございます!

2020年3月発売のアルバムを引っ提げ、本来ならば昨年中に行われる予定だったツアー。全公演分のチケットの販売も、ゲネプロまでもが終わっていた状況でコロナが襲いかかってきました。私も東京ドームと名古屋ドーム 計3公演分のチケットを所持した状態でした。
そしてまあご存知の方も多いでしょうが、昨年6月にメンバーが減りました。その後3人で2020年12月に無観客配信ライブとして行われる予定でしたが、小山くんと加藤くんがコロナに感染してしまいそれも延期に。結局、2021年3月から1年ぶりに有観客で幕が上がることになりました。何度も何度も彼らの前に立ちはだかる壁に、何で何で、何でNEWSばっかり!?と思ったこともあったけど、ファンの前で歌うこと、ファンと一緒に歌うことが何よりも大好きな彼らが有観客で完走できたこと、今となってみればこれはこれでよかったんだなあと思います。

会場に足を運ぶかどうかとても悩みました。関東は横浜アリーナのみ。普段だったら手当たり次第に地方も申し込むものの、チケットの受付が始まった時には東京から他の都市に行くことに対して抵抗がありました。加えてチケットが取れたとしても、声も出せないし連番の友達とも1席空けかもしれないな。...とまあそんなことを理由にしながらも、心のどこかで、行かない方を選択する大きな理由は「現地で見て受け止められるか分からない」「自分がどんな気持ちになるか分からないのが怖い」「だからまだ向き合いたくない」であることに気付いていました。
最終公演が生配信されることは最初から決まっていたので、そんなこんなで現地には行かず、配信のみの参加となりました。ファンになってから「1公演も行かないツアー」なんて存在しなかったので、大人になったなあと思いながら。(笑)

NEWSの3人は、4人でやるはずだった形のまま、セットリストや演出も変えずに3人で走りきることを選びました。元々4人で出演するはずだったライブから単純に一人分のマンパワーが減っている。しかも、いなくなったのはあの「手越祐也」です。彼が歌っていたパートを3人で...と考えると、やっぱりどう考えても正直不安でした。特にここ数年の楽曲はかなり攻めの姿勢を感じるもので、歌割りやハモのラインなんかもどんどん複雑になり、ファルセットからロックなシャウトまで。私はNEWSというチームが模索してたどり着いたそんな「攻めの楽曲たち」が心底大好きでした。でもどうしても、もう歌えない曲が出てくるんじゃないかと思っていました。あまり口には出さなかったけど本心です。

でもね〜〜〜そんなことなかったんだよね〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

「2020年の構想から全く変えない」と聞いた時から、恐らくそういう「ハイレベルな曲」がバンバン入ってくるだろうことは想像ができていたし、実際そうでした。もちろん3人ともまだ歌いこなせていない箇所もそりゃ多少はあったけど、それでも私が見たのは「手越祐也がいなくなったNEWS」ではありませんでした。


ただ、「NEWS」でした。


「ああ、NEWSがそこにいる」。
感じたのはそんなシンプルな事実、ただそれだけでした。

本当にめちゃくちゃかっこよかったし、本当にただただ最高のエンターテインメントでした。あまりにも楽しすぎてず〜〜〜〜っと缶ビール片手に踊ったり歌ったりしていた(ひとりで...)ので、申し訳ないけどいつもなら目をかっぴらいて「焼き付けなきゃ!!!!!!!」って気概で見ているような細かいポイント、全然覚えてない。(笑)ほんっとうに楽しかったんだよね〜!!


NEWSはメンバーもファンも基本的にすぐ泣くし湿っぽくて内向きです。
「U R not alone」 という、GReeeeNのみなさんに提供いただいた曲があります。4人はいつも「この曲歌い終わったら4人とも死ぬんか???」みたいな気迫で歌っていました。それに呼応して負けじとファンも歌う。会場に漂うそんなある種「異様」ともいえるような空気が、NEWSとファンの結びつきをより強くしたとても大事な曲。でも U R not aloneを歌う昨日の3人の表情は、心なしか何か憑物が落ちたような、清々しい顔に見えました。他でもない私の気持ちが晴れていたからそう見えていたのかもしれないけど、でもやっぱり今までの湿っぽい空気はあまり感じなかったんです。6→4人になったあたりからNEWSにはある種の「物語性」を感じずにはいられなかったし、世間的にそういう視点で語られることも多く、ステージと客席の心が通い合っていると感じられるのもそういうものを経たからだと思います。事実、私もNEWSの湿っぽさが好きでした。でもこの「STORY」をやる3人、Jr.やスタッフさんも含めたチームからは、ただ純粋に「良いものをそのまま届けるんだ」というような自信と力強さと清々しさを感じました。それがそのままスコーーーンと届いた気がしたし、不安がっていた自分がそういう風に受け止められたことも嬉しかった。

といいつつ、最後はスタッフ発案でファンから集めた動画と写真で3人にサプライズして、大成功して3人ともめちゃくちゃ泣いてたけどね!なんかその姿があまりにも良すぎて、私はずっと涙を流しながらもハ〜〜!最高〜〜!って笑いながら声をあげていました。物語がどうとか、ファンとメンバーとの絆がどうとかが理由なんじゃない。私はただ、最高に素敵であったかい人たちが作り出す「NEWSのエンターテインメント」が好きだから、だからずっとこの人たちについてきたのだと再確認しました。


去年のことがあってから、実はSTORYのアルバム自体も全く聴かなくなっていました。iPhoneのライブラリから消していたくらい。でも今、私はこれを書きながらSTORYのCDを聴いています。1曲も飛ばさず今2周目に入ったとこ。すげー、超名盤じゃん。これを書き終わったらもう一度iTunesに取り込んで、また明日の朝からたくさん聴くことだろうと思います。

「2020」と冠したツアーが終わりました。いや〜、NEWSのみなさん、ファンの皆さん、あけましておめでとうございます!2020年はちゃんと思い出にして、2021年もどうぞよろしくお願いします!!!

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