見出し画像

【詩】 朝と私

遠くから聞こえる鳥の声が
胸の扉を叩き
朝と私を繋いでくれる

昨日書いたLINE
投稿したSNS
昨日僕が記述した1ページは
今日を幸せにしているのだろうか

言葉が連れてくる未来
書くことで生まれた生活に
囚われている

朝、昨日の言葉を読むまでは
自由でいられる気がして
深く目を瞑る

ふいに問いかける

僕の言葉は
なんなのだろうか

どうして僕は
僕なのだろうか

朝に促されて
探る記憶
目の奥のスクリーンに
霧がかかる

眠い目をこすり
そしてまた
次の言葉を
記述してゆく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?