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雨の日になると頭に浮かぶこと

雨の日が多くなった。
一日中降るというよりは、降ったり止んだり、また降ったり。
雨が降っていると持ち物や服装が変わるので
わたしはこまめにスマホで雨雲レーダーをチェックしている。

さっき見たばかりの雨雲レーダーには雨雲がかかっていなかったのに
ポツポツ降ってきた、なんてこともよくある。
きっと不安定な季節なのだろう。
再びレーダーを見るとうっすら雨雲が現れていた。


雨の日は嫌いじゃない。
移動に困ることもあるけれど、一人の時に傘を指してゆっくり歩くのは
少し気分が良い。
1日の中でぽっかり現れるその時間は
日常から少し立ち止まることができる。

一人で歩いているときに頭に浮かぶことは
晴れている時と、雨が降っている時とは内容が違うような気がする。

なんとなくだけれど
晴れている時は、未来のこと。
行きたい場所や、やりたいこと、次はどうしようかなという先のこと。

雨が降っている時は、過去のこと。
最近の出来事、これやったことあるな、あんなことがあったなという昔のこと。

考えなくてはならないことは他に色々あるけれど、いったん置いておく。
一人で歩くその10分間はきっとわたしの脳をリセットするのに必要な時間だ。


わたしは一人の時間が大切だ。
友達や家族とワイワイするのも好きで、必要なのだけれど
そのワイワイした時間のあとに一人の時間が欲しいと思う。

学校から一緒に帰ってきた友達と別れた後の、一人の帰り道。
飲み会で楽しく飲んだあとの、一人で乗る電車。
お出かけして一日遊び倒したあとの、一人で居るリビング。

さっきまでの余韻に浸ったりして
頭の中でぐるぐる考えている時間が好きなのかもしれない。

すごく楽しかった日は家に帰りたくなくて、一人で遠回りしちゃったりする。
寄り道して無駄遣いしちゃったりもする。

楽しかった気持ちを反芻して、良い気分になる。

そんなことをふと思った、雨の日。



雨が上がった。

さっき、膝カックンされた。

膝カックン!
何十年ぶり?
次男のお友達。。かと思ったら、そのお母さん。
久しぶりの感触にお互い大爆笑。

もう。
ありがとう。
力が抜けたわ。


公園でおしゃべりをしていた。
今度、KALDIと無印良品で買ってみたいものが出来た。
行きたかったお店でのランチの約束をした。
楽しいことが待っていた。


わたしは自分の機嫌を取りたい。
取れないときもあるけれど、なるべく取りたい。
好きなものを増やしたい。

できるならば、膝カックンするくらいの心の余裕を持って過ごしていたい。


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雨の日をたのしく

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