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夏とバケモノと幽霊と悪魔

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このnoteについて ┊ 第五の星屑

このnoteについて好きに自分の作品や思考を綴ります マガジンについてその綴ったものを5種類に分類してマガジンとしてまとめます 1-「透明の輪郭」┊生きていて感じたことや日記 2-「文学の落下点」┊創作小説等の文字作品 3-「月光浴」┊芸術展・イベントなどのレポート 4-「イデアの分解」┊ひとつを深く熟考・分析 5-「旋律の国」┊研究(聴覚と視覚について)

    • 螟上→繝舌こ繝「繝弱→蟷ス髴翫→謔ェ鬲没|1

         〖無題〗 錆びた線路の赤茶、夕暮れにオレンジと邂逅する海の青。僕は敢えて進行方向とは逆になるように電車に座る。今までの景色に物凄く早いスピードで置いていかれているような、もしくはまだ見ぬ世界へ吸い込まれていく様な感覚になる。 このまま宇宙までいけたりしないかな。行きたいな。 窓に反射する自分の醜い姿と、ビルや高速道路の灰色が重なる。 ずっと、あの時こうすればよかったとくだらない負け惜しみを言っておきながら今こうして小さく、現実的な、つまらない今を積んでいる。 知らない

        • 𝖯𝖮𝖱𝖳𝖥𝖮𝖫𝖨𝖮 ┊ 𝖨𝗅𝗅𝗎𝗌𝗍

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        このnoteについて ┊ 第五の星屑

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        記事

          『波よ、攫って』

          綺麗。 離れているのに無条件に目を奪われる感覚。私は懐かしさに取り込まれそうになる。 「び…」 美人さんだね、という話の取っ掛りを喉の奥で押し殺した。違う、これじゃ私はなにも変われてない。可愛いという言葉に対して容姿の印象しか見られないようで嫌だと言っていたかつての親友を思い出す。 「はじめまして!優來ちゃんのクラスの担任の橋本馨子、これでかおるこって読むの」 「はい…」 親友の夏奈と違って声は少し低かった。姿勢も話し方も違う。当たり前だった。 「五、六時間目の学活はクラス全

          『波よ、攫って』

          epilogue 『わたしの黙示録』

          縋る術もなくて私たちを襲った夜を心地よく受け入れた青い青い果実。 それを食べた闇を神様は見ているだろうか。 始まりと同じように、終わりにも罪がある。 だけど終焉に食べられたのは赤い熟れた林檎とは違う、固くて歪でアダムもイブも決して食べ無いような青い鈍い透明な青い果実なのだ。 世界を裏切ったかつての2人の影を、私は刹那視界に捉えたような気がした。 だけど、私たちが裏切られた側だったからか、もうどこにいない。 待って。 おいていかないでね。 似たセリフを私は吐いたことがある。

          epilogue 『わたしの黙示録』

          『人と月に蓋をして』

          「“よる”や」 ____強く強く願っている。私達は、永遠だと。 世界が眠りについた27時、未だギラギラと陽射しがやまない。私は急いで自転車で十字路への坂道を勢い良く駆け下りた。 「邑!」 「あ、那津」 邑は私を見るなり嬉しそうに自転車のカゴから黒い布を出して旗のように振る。準備は万全みたいだ。私達にとって睡眠すら削った秘密の時間は、普通を忘れてしまったこの世界に唯一相反していて特別だった。 「暑いなぁ」 「スーパーでドライアイスもらうか?」 「あほや、開いてへんやろ」 「

          『人と月に蓋をして』

          𝕏 ┊ 連星と死生観

          ✘┊ tweetまとめ 逃避行って死に勝てるかもしれない エモって言葉自身は自分の汎用性についてどう思う? 人の事嫌いになれないからから、どんどん自分を嫌いになるんだよなぁ みんなこうだ、あなたは間違ってる。 そんなある1人の指摘がどんなに馬鹿げていても、自分への自信も期待も無くしてしまう。 言葉って、決めつけって、よくないかも。 泡みたいに消える希望。暖かい言葉は柔くて脆い。 対して冷たい言葉は鋭い。 嘘と偽物と強がりとかのせいで、素直に生きる を出来ないんだよ

          𝕏 ┊ 連星と死生観

          小説 『クリシェ』

          一部分より ■13:39 「先生、俺もう長くないらしいよ」 病室中を生温い風が撫でる。 それが嫌な現実味となって僕の喉を掠めた。 それで、分からないから分かろうとしたかった。 「…でも今生きてるっ」 辛うじて発した掠れた声が、目の前の彼にに届かずに溶けて小さく消えていく。 そっか、とかこれからどうやって生きたい?とか僕には“教師としてかけるべき言葉”がたくさんある。 探している、分かりたいから。 本当に最期まで寄り添いたいと思ってる。 でも僕は、数時間先のことも分か

          小説 『クリシェ』

          𝖯𝖮𝖱𝖳𝖥𝖮𝖫𝖨𝖮| 𝖣𝖾𝗌𝗂𝗀𝗇

          𝖯𝖮𝖱𝖳𝖥𝖮𝖫𝖨𝖮| 𝖣𝖾𝗌𝗂𝗀𝗇

          日記┊現実に生きながら現実から乖離してる

          電車の中でみんな下を向いている。私もその1人だった。携帯は飽きなくてどんな所でもその世界に引き込まれる。 だけど、引き込まれすぎているとも思う。電車内でいつも音楽を聴いてなにかSNSを触っている私はふと、音楽を止めてスマホを切って電車に乗った。 ドアの外は日が沈むとこで鮮やかなオレンジと空の優しい薄紫が溶け合っていた。 面白い広告が沢山あった。企業の広告や本の内容やテレビ番組の宣伝、読み込むと意外な発見があった。 ここに乗っている人達ひとりひとりに色とりどりの人生があると思う

          日記┊現実に生きながら現実から乖離してる

          人は加害者で被害者 平面じゃなくて立体 だから一見して受け取る一面の情報じゃ何も分からない なのに人は思い込むし思い込まれる だから生々しいという単語があるんだと思ってる 人間の原罪って複雑さを曖昧にすることでしか自分を納得させられないことだと思うんだ…

          人は加害者で被害者 平面じゃなくて立体 だから一見して受け取る一面の情報じゃ何も分からない なのに人は思い込むし思い込まれる だから生々しいという単語があるんだと思ってる 人間の原罪って複雑さを曖昧にすることでしか自分を納得させられないことだと思うんだ…

          レポート┊ 東京藝術大学 卒展2023に行ってきた

          初めて藝大の卒展に行ってきました。 第71回 東京藝術大学卒業・修了作品展 日記程度の感想なんですが私的には特に工芸科の皆さんの作品に惹かれました。工芸科と聞くとピンと来なかったんですが、粘土やガラス、金属を使った立体作品が多くありました。美術といえばデザインかな?と平面のイメージがあったので驚きました。 また、日本画、油絵学科の皆さんの作品も圧倒的でした。絵を見た瞬間うまい!ではなくその人の伝えたい喜怒哀楽の感情が突き刺さるように私に届きました。 上記のことにも繋がっ

          レポート┊ 東京藝術大学 卒展2023に行ってきた

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          レポート┊ 海遊館

          有料
          300

          レポート┊ 海遊館

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          私生活┊ 幽霊さん

          私生活┊ 幽霊さん

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          日記┊ 予定のない旅

          計画通りでないと、目標が達成できないと怒る。そういう人を見ると「その今」もある種ほかの世界線では達成出来なかった「新しい展開」だからいいじゃんと思う。 人生がゲームだとしたらオープンワールドな世界だしルートなんて決まってないからそこそこで寄り道したりしてもいいと思う。 人生の密度とか充実感で言えば計画的に自分に厳しいことは大事だと思う。だけど人生を謳歌するということで言えば“ノープラン人生の旅”って凄くいいんじゃないかなって。

          日記┊ 予定のない旅