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食事を故意に別にされていた話

食事を故意に別にされていた話

前回の補足記事のようなものです。
今後書いていく記事に必要なので書きます。


嘘のような本当の話ですが、
私は実家にいた頃、親から食事を故意に別にされていました。

ある日、母に
「なんでうちは親と子ども食事別々なの?」
と聞くと

「再婚相手くんが気を遣っちゃって可哀想でしょ?」
と言われました。
つまり、邪魔だったということです。
当時は「?、そうなんだ」くらいの感覚でした。

母の再婚相手からは毛嫌いされていたのは知っていました。

妹がいましたが知的障がいを持っていて、私のことは「汚物」と認識していたようだったので
私は「一人」で一番初めに食事をしていました。
(時間的には、私→妹→母と再婚相手)

テレビを見ながらゆっくり食べようものなら
「何ちんたら食べてるの!!!!!アンタが食べ終わらないと再婚相手くんが食べ始められないでしょ!!!!!」
と怒鳴られました。
私が映像作品(映画、ドラマ、アニメなど)を見る習慣がつかなかったこと、見ると罪悪感がわくのはこれが理由です。



大学時代のある日、同じ専攻の子に
「ユウミンってさ、なんていうか…ワーーッ!!!って食べる感じだよねwww」と言われた時に

「ああ、私は無意識に急いで食べていたんだな」
と自覚しました。本当に無意識でした。

母が再婚する前の夕方の時間は
母は仕事をしていたため、妹と二人で食べていました(その頃は、妹は私のことは人間に見えていたようです)。

親という存在と「食事を共に」した記憶が、人生でほとんどありません。
実家にいた頃の私にとって親と食事を共にすることは、違和感しかありませんでした。


大人になって結婚して主人と食事を共にするようになってから
「なんてひどいことをされていたんだろう」と気が付きました。

母の行動の問題点
証拠が残らない
年月をかけて子どもが(ほぼ確実に)傷つく行為でありながら、証拠が残らないこと
例えば自分が養護施設のスタッフだったとして、子どもに「親にわざと食事を別にされている」と言われても
親に「たまたまその日だけです!!!そんなことしていません!!!!!」と答えられたら
確認が非常に難しいこと。
監視カメラを通年付けてようやく証拠が残りますが、子どもにそんな発想出来るでしょうか?
さすが母は職場でお局ともあって、このように「上手く」いじめるのに長けているんだなと、大人になってから改めて思いました。

「教育の一環」と刷り込まれる
親から故意に食事を別にされていた子どもはどんな気持ちになると思いますか?
答えは
「どうも思わない」です。
なぜなら「うちはうち、よそはよそ!」と教育を受けていたからです。
食べながら話すのはみっともないでしょ?
食事は静かに食べるものでしょ?
そう教わりました。

ひどい行為だと気付いたのは、上記の通り「主人と結婚して食事を共にするようになってから」です。大人になってから考えたら、邪魔だからといって故意に食事を別にするなんて、まるで中学生のいじめのようです。

「いつか良ければご飯でも」が苦痛になる
日本の中でどれくらいの人が「親から食事を故意に別にされていた状況」だったか不明ですが、
主人以外の人と食事をすることが苦手になりました。これは私のせいなのでしょうか?
いえ、家庭という場所で慣れることが出来なかったため、慣れることに時間がかかるのは仕方のないことです。
しかし、社会にでてから、苦労をしました。


学校では?

家で食事を別にされていたなら学校では?という点ですが、いじめられて別にされていた時期もあれば、勉強しながら食べていた時期(非常に長い)もありました。
母から「(勉強は)一番じゃない=努力してないってことだから」と常々言われていたので、頭の良くない私は昼食時間も勉強していることが非常に多かったです。
こういった経験から、私は食事は一人でするものだと思っていました。



本来なら家族は共に食事を摂るべきものだと、私は思います。
なぜなら、食事中の何気ない会話はコミュニケーションの一環で、とても大切だからです。
もちろん、部活やアルバイト、塾などやむを得ない事情の場合は仕方がありません。それは、成長する上で避けては通れない道です。つまり、子どもと共に食事を摂る時間は限られているということです。
それにも関わらず食事を故意に別にし、子どもより恋愛対象の相手の感情を優先することは、親子間のコミュニケーションを投げ捨てていると言っても過言ではありません。

私の中学生の頃の友達も、母が再婚してその人との子どもが生まれたら、その友達だけ、別にされるようになりました。彼女の場合は食事も用意されず、「冷蔵庫にあるもの勝手に食べてね〜なくなったら補充しておくから。あ、私たちが食べ終わってから食べにきてね」と言われていました。
彼女はいつも傷ついていました。


わざわざ書かないといけないの?と虚しくなりますが、
「恋愛に邪魔だからといって、親は子どもとの食事を故意に別にしてはいけません」。

「食事を作るだけマシでしょ!?」と言われるかもしれませんが、
食事を作りさえすれば、それで良いのでしょうか?私は、違うと思います。

この記事を読んでくださった方は、どう思われますか?


2022年6月3日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ

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