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地方高齢者の車の購入事情②

田舎に住む者にとって車は欠かせません。

しかし、私の両親も気がつけば80歳を迎えていました。


運転免許証の返納を考えなければならない歳になってきましたが、まだまだ元気でもありますし、地方に住む者には車がないと生活が不便になります。

そこで今回、安全装備が付いている車を購入することにしました。


高齢者に関わらず、車の購入を考えている方に参考になると思いますので、是非お読みください。

前回の続きになります。前回の記事はこちら
↓ ↓ ↓
地方高齢者の車の購入事情①


必要な機能も付いているので購入判断は価格を重視

見積もりを取った内容は、

①乗り上げ価格(諸費用込み)端数カット

  1. A社価格:200万円

  2. B社価格:180万円

  3. C社価格:202万円

②査定価格

  1. A社査定価格:50万円

  2. B社査定価格:65万円

  3. C社査定価格:70万円

③支払い金額(①-②=③)

  1. A社:150万円

  2. B社:115万円

  3. C社:130万円


という結果でしたので、B社に決定でした。

少し車の中で話をした後に、今までのお付き合いもあるので見積もりも出してもらっていたディーラー(上記のA社)へ、きちんと断りの話をするために行くことにしました。

担当の営業マンの方へ、きちんと事情を話してお断りをしました。

驚いた様子でしたが、他のメーカーとの金額の差があまりにも開きすぎているので、私達はどうにもならないと思っていました。


見積書を見て埋まらないと思った金額の開き

詳しい金額はこの時点で営業マンに話してはいませんでしたが、もう一度見積もりを出させてほしいと言われました。

私達は「分かりました」と答え、見積もりが出来上がるのを待ちました。


そして提示された新たな見積もりは、3日前に出してもらっていた見積もり金額よりも高く、査定価格も「少し日数が経ったので」という理由から、最初の査定価格の50万円より若干安い、49.5万円でした。

この見積もりを見て、少しモヤモヤしていた父の気持ちと私と夫の気持ちも固まり、別のメーカーの車を購入する決心がつきました。


夫が「あ〜、やっぱりそうなんですね。申し訳ないですが、父の車は今回は別のメーカーさんで決めたいと思います」と営業マンへ伝えました。

担当の営業マンからは、他のメーカーの見積もりはどれくらいだったのかと聞かれましたので、素直にお伝えしました。

すると、もう一度見積りを作り直しますと言って事務所の奥へ戻っていきました。

しばらく待っている間、夫と父と3人で「この価格の開きは、どうにもならないと思うよね…」と私達は話していました。


そして、「車両本体価格が、今の時点で他の最安値のメーカーよりここのメーカーは6万円高いから、”この価格"以上であれば、ここのメーカーの車はやめよう」と「我が家の折り合い価格」を決めました。

当然この時点で、はるかに高い金額を提示しているこのメーカーの車を選ぶ可能性はほとんど難しいだろうと、私達は感じていました。


再作成された見積書で驚きの大どんでん返し

20分くらい待ってから、奥の方から担当の営業マンが見積りを持って出てきました。

すると、「我が家の折り合い価格」ドンピシャリを提示してきたのです。

見積もりの内容を確認すると、車の査定価格が15万円ほどアップしたのと、大幅な値引きがありました。

これには私達も驚きました。


そして、複雑でした。

それは三人とも同じ気持ちでした。

その場で詳しく説明を聞き、一旦持ち帰ることにしました。

帰りの車の中でも、そのことについて話をしながら帰ってきました。


最終的に父が選んだメーカーは

実家に帰って、母も含めお夕飯を食べながら3社の見積りの中身と、仕様を再度確認しました。

いろいろ意見を出しながら最終的に父が選んだ車は、今までお付き合いをしていたディーラーの車になりました。


決め手は、

  • 価格が希望の価格まで下がった

  • 今までお付き合いがあるので気心がしれている

  • 今乗っている車と同じシリーズの車なのでなんとなく安心

  • タイヤのホイールが今の車のものが使える

  • 実は今のメーカーの車が好きだった

といったことのようです。


決算期が狙い目

今回購入した月は、3月でした。

営業の方が何度か口にしていたのが「決算」という言葉でした。


車のディーラーの決算月は特に社内での売上の台数と売上金額が重要になってくるらしく、そのタイミングもあって、今回は大幅な値引き交渉ができた原因の一つでもあると思います。

以前に、9月も上期の締めでもあるので、車の購入には、3月か9月を狙うといいと本で読んだことを思い出しました。


ディーラーによっては決算月が違う場合はこの限りではありません。


納期までに余裕を持って車を売る準備をする

あとは、新車を購入しても今の社会情勢だと、納車は2ヶ月〜5ヶ月先ということです。

父の車は、昨年末に車検をしたばかりなので、車検までまだ1年半以上もあります。


車検が切れてしまいそうであれば、車がないと困りますので、中古車を選択する人も少なくはないようです。

納車までの期間に余裕を持つことも大きいと思いました。


中古の購入や支払方法も検討


中古も検討しましたが、軽自動車は人気があるので、状態の良い車だと新車との価格が20〜30万くらいしか変わらないようです。

ここは、時間と予算(今回の私達のように他社でも見積りを取る)が非常に大事になってきますので、買い替えの時期を前もって決めて行動することをおすすめします。


当初、私はディーラーで提案視してきた「残クレ」で購入もいいかなとも思いました。

これは3年、5年、7年とありますが、3年が一番安いのでこちらで検討をしました。


直ぐに手持ちの現金で支払わなくてもいいので、3年後を見据えてお金を貯めておけますし、うちの父の場合だと年齢的にも車の返納という選択もできます。

しかし、返納は結構なマイナスになりますので、そこは慎重に考えた方がいいのかと思いました。

今回は下取りや値引きを入れると、思いのほか予算よりだいぶ安価で収まりましたので、現金一括で購入をすることにしました。


最後に

今回の車の購入としてはお金で測れない部分もあって、一番は「安心料」といったところです。


現在、父は80歳ですので、間違いなく最後の車になると思っています。

もちろん本人もそう思っているようです。

今回購入した新車に乗れるのは、あと2年なのか、3年なのか、或いは5年なのかは分かりませんが、父も安全に運転ができて他の人を事故で巻き込まないように、残りの運転生活を見守っていきたいと思います。

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