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心理的安全性が心理的安全状態をつくる??

「心理的安全性」という言葉を聞いたことはありますか?

心理的安全性には4つの因子があって、
・話しやすさ
・助け合い
・挑戦
・新奇歓迎

、、、

ここについては

以前自分が書いた
「理想の学級づくりとは〜心理的安全性の視点から〜」
を読んでいただきたい






では、

「心理的安全状態」という言葉を聞いたことはありますか?

この言葉は「心理的危機状態」と対になっている

「心理的安全状態」⇄「心理的危機状態」


それぞれの言葉はこのような意味があるらしい

「心理的安全状態」
  安全で危険がないと感じている状態。

「心理的危機状態」
  脳が危険、恐怖、不安を感じている状態。



あれ?


心理的安全状態と心理的安全性と似てね?


って思った訳です。


ってな訳で、心理的安全性≒心理的安全状態とした場合、どのようなことをもたらすのか考えてみます。







1 心理的危機状態がもたらすもの「脳が戦え、逃げよと命令する」

脳が危険、恐怖、不安を感知しすると

「生命的に危険な状態になった」

と判断される

そうするとどうなるか?

『逃げろ』あるいは『戦え』

と、脳が命令するようになり、

・意識的に行動することができなくなる
・不適切な行動を抑制する機能が失われる


すなわち

自分が思い描いた方向に行動することができなくなるのです


自分はこっちにいきたいけれど、いけない

こうしたいのにできない

それって誰しも

辛いことですよね

『自己効力感』

という言葉もありますが

「自分がこの事象をコントロールできる」って気持ちは

何をするにもとても大切です


では、心理的安全状態をつくり出すにはどのようなことが必要になるのでしょうか。











2 心理的安全状態をつくる鍵


 ①ゴールの明確化
 脳は曖昧なものに対して、不安や恐怖を抱きやすい

「よく分からない」

というふうに思うと不安になりやすいってこと

その曖昧さを取り払うために

ゴールを明確にもつことが有効になる

授業においても

この時間のゴールはどこで、どうなったら終わりになるのか

が明確だと安心しますよね






 ②曖昧な状態を楽しむ 

『明確なゴール』といってもそれをもつことが難しい場合もあります

というか、ほとんどの場合は曖昧なんじゃないでしょうか

だからこそ、その曖昧さに対して強くなることが大事になるんです



3 心理的安全状態と心理的安全性の関係性


心理的安全性とは、「チームの中で対人関係におけるリスクを取っても大丈夫だ」という信念です。

だからこそ、チームのメンバーは通常言いにくいと思うようなことも伝えたり、難しいことに挑戦したりすることができます。

これは言い換えれば「心理的安全状態」があるということではないでしょうか?

もしかしたら心理的安全性があるチームのメンバーには心理的安全性があるのでは??


4 心理的安全状態であることはモチベーションを生み出す上で必須

 学級などのどんな組織でもそうですが、メンバーの一人一人が心理的安全状態でなければ、新しいことに挑戦するモチベーションは生まれません。

 むしろ、ストレスから身を守るための回避へモチベーションが生まれてしまいます。

 僕は、このメンバーの心理的安全状態をつくるためにも、チームの「心理的安全性」を担保することが大切なのではないかと思います。



5 終わりに

言葉じりが似ているっていう安易な入りから、「心理的安全性」と「心理的安全状態」の関連性について考えてみました


全然しっかりと言語化できてはいないですが、、


心理的安全性を担保することは、メンバー一人一人のやる気とパフォーマンスを上げるということであるということが心理的安全状態という言葉から説明できそうですね!


今日はこれでおしまい。


<参考文献>

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