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『翼』李箱作品集 韓国文学の伝説的作家



▼李箱(イサン)

李 箱(イ・サン 1910年9月23日 - 1937年4月17日)は日本統治時代の朝鮮詩人小説家。本名は金 海卿(キム・ヘギョン)その難解で過度に自己中心的な作風は「天才」と「自己欺瞞」の両極端な評価を受け、独特の世界を描いている。27歳という若さで世を去ったことが、更に李箱の評価を難しくしている。 

Wikipediaより

▼はじめて出会う韓国文学

知ったのはゲームがきっかけ。
文学好きのぼくは、文学がキャラクターモチーフになっているゲームがあると聞き、はじめてみようと思い立ったのだ。
大好きな芥川龍之介せんせいの「地獄変」をモチーフにしたキャラクターもいた。それも大きい理由のひとつ。
モチーフになっている作品はすでに3分の1ほどは読んだことがあるものだった。カフカの「変身」…ドフドエフスキーの「罪と罰」…
どれも好きな作品。
本好きならわかってもらえると信じているが
同じ本が入っている本棚をもつモノはなんだか信頼ができる。
読んだことがないものも、聞けばあらすじくらいは知っている名作ばかり
そんな中
「イサン」
はじめて聞く名前。
韓国文学?
すぐに調べてみたら日本語詩も出てきた
なんだろう、不思議なかんじ。
難解なのになんだか「わかる」ような
自分の中の思考、言葉ではない思考というものを
あえて文字にしたならこんな感じなんじゃないだろうか
気になる。
すぐにネットで本を注文した

▼作品集

作品集は代表作の「翼」や「烏瞰図」(オガムド)、小説、散文詩、書簡、また解説なども盛り込まれていて李箱さんを知るのにとても良かった
ひとつひとつを話すと大変なことになってしまうので
全体的な感想、というか
ぼくが感じたものを書いていこうとおもう。

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