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凸凹人間の私が一番苦手なホールの仕事を、もう一度やってみようと思った話

元職場の上司から電話があり、ホールの仕事をやってみないかなと提案され、やってみる事にしました。約10年間、色々なサービス業を経験した自分にとって、「ホール業務」は一番不向きな仕事だと分かっていました。

能力に凸凹があり、耳で聞いた事を脳で理解する事が、人より難しいと臨床心理士さんの検査で分かっています。理解出来ている事に関しては、頭の回転が人より早い。ワーキングメモリは人より少ない。この長所、短所の差が激しくて生きづらいと、分からなかったので、20代の頃は、なぜ頭で考えられるはずなのに、声を聞いた時のやりとりが入ると仕事が出来ないのか分からず、マルチタスクも全然出来なくて、とても困っていました。
「出来ない」事は今も変わりません。私は言われた事を、少しの間でも、頭のどこかに置いとく事が出来ませんし、声で何か頼まれた事をすぐに理解する事が出来ません。

そんな私が、母親になってもおかしくない年になりました。どうなるか分かりませんが、自分の子供がもし生まれたら、間違いなく、自分の遺伝子を引き継ぎます。そうすると、まわりの人よりも色々な事がついていけなくなる可能性が充分にあります。

「どうすれば、出来の悪いまま、人と一緒に働いて、元気に仕事を続けられるだろう。」

子供が来てくれるのかも分かりませんし、仮に来てくれたとしても、どういう仕事を選ぶのかは分かりませんが、
「苦手な分野でもやっていける工夫」を習得しときたいと思いました。
一緒に働く人によっては腹が立つ言葉かもしれません。ですが、本当にどうしても「出来ない」ラインがある事は、本当に申し訳ないと思いますが、事実です。周りから、理解されなくても、自分は、自分の事を理解して対処しないと生きづらくなってしまいます。

これからは、「HSP」のテーマの他に、「凸凹人間のホール業務」とかも残してみようかなと思っています。自分の経験が、どこか一言でも、誰かのお役立てになれますと幸いです。

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