石山悠樹

2013年から2023年まで10年間“不思議ラジオ キンザザ”という映画とゲームについ…

石山悠樹

2013年から2023年まで10年間“不思議ラジオ キンザザ”という映画とゲームについて話すポッドキャストをやってました。 2024年からは映画やそのほかの事についてnoteに書いていきたいと思います。 職業は映像業界における“装飾”という仕事

最近の記事

映画は地図だと思った話

10年間続けた趣味のポッドキャストを終わらせて、二ヶ月が経った。主に映画の話をするポッドキャストだった。 そしてこの二ヶ月間はほとんど映画を見ていない。 自分からこれを観たいと思って観た映画は実に、ゼロ。 劇場とか配信とかって話じゃない。新作も旧作も関係なく何だか憑き物が落ちたように、全く興味が持てなくなってしまった。 ただ、何というか別にそれがいいとか悪いとかっていうことでもなく、単に「人間ってすごいなあ」と思うだけだ。 ここ数年で考えていたことがあって、人生において一

    • これから書きたいもの、について

      去年まで、ポッドキャストをやっていた。 「不思議ラジオ キンザザ」なる、映画やゲームについて基本的に雑談する内容だ。 そのアウトプットがなくなって、人や時間などのしがらみなく、気楽に何か書けたらいいなと思って、noteに投稿を始めたはいいがこれはこれでまあまあのカロリーを消費するものだ。 先日、とりあえず一つ目の映画についての記事「地獄の黙示録(1979)映画Vol.1」を書いてみた。本当ならこれに続いて2作目、3作目と書いていきたいところだが、どうもそれは時間がかかりそうな

      • 「地獄の黙示録」(1979) 〈映画Vol.1〉

        うだうだと書き連ねていてもしようがないので、とにかく一本書いてみることにする。 私達は普段、清潔なシネコンや快適な自室で映画を観る。 そして昨今の撮影現場はアビットでの仮編集やアステラなどの照明機材の進化が目覚ましく、モダンでシステマティックな現場が主流になった。 だが、と私は思う。 1979年に公開された「地獄の黙示録」 この映画は邦題以上に現場が「地獄」だったのだ。 私はこの映画を心から愛している。 だけどじゃあその理由を説明するというと容易ではない。それでもなんとか簡

        • 戒めとして

          気をつけなきゃいけないことをいくつか書いておく。 読んでくれる人に、“こう”思われたい、という気持ちを可能な限り慎むこと。 “こう”というのが何かというと、すごく限られた映画や音楽などを挙げることで、とても知識が豊富な人なんだな。とか、センスがある人なんだな。というような事である。 もし仮に、すごく限られた映画——例えばなんだろう。例えば大森健次郎監督の「二十歳の原点」(1973)とか?——を本当に心から好きな作品だった場合は何も気にせずに取り上げる事。 人からどう思われ

        映画は地図だと思った話

          好きな映画について雑に書く

          別に自己紹介がてらというわけではないけれど、好きな映画を思いつくままに挙げてみる。 挙げてみると言いつつ、私は好きなものをリストアップしたり、表計算ソフトで一覧を作ったり年表を作ったりすることを無上の喜びとするタイプの人間なので、実は人生ベスト50くらいまではガッツリ決まってたりする。 だけど、今回はいったんラフに書いてみたい。 基本的に1970年代〜2000年代の洋画が多いと思う。 まずはフランシス・フォード・コッポラの「地獄の黙示録」(1979) 一作づつの内容につい

          好きな映画について雑に書く

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          子供の頃から、映画や漫画や音楽が好きだった。人の創作物、山や川や田舎の風景とか外国の風習が好きだった。歴史や文化やオカルトが好きだった。 1978年生まれ。 1番多感な小中高校時代が1985年から1997年にあたる世代だ。 初めてネットでブログを読んだのは多分1994年くらい。確か「スターウォーズの鉄人」だったと思う。 自分でブログを始める機会も動機も十分にあったと思うが、なぜかやらずに来て、46歳になった。 2013年から10年間、相棒と一緒に”不思議ラジオ キンザザ”とい

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