石山悠樹

2013年から2023年まで10年間“不思議ラジオ キンザザ”という映画とゲームについ…

石山悠樹

2013年から2023年まで10年間“不思議ラジオ キンザザ”という映画とゲームについて話すポッドキャストをやってました。 2024年からは映画やそのほかの事についてnoteに書いていきたいと思います。 職業は映像業界における“装飾”という仕事

最近の記事

外国の映画監督に描かれた東京を舞台にした映画3選 〈3選シリーズVol.1〉

一つのテーマで3作の映画を選び、まとめてご紹介すること。をなんとなく始めていこうと思う。 ネタバレは極力無しで。 その3つの映画が、なるべくバランスよく──内容的に、もしくは年代的に──並べられ、かつ意味のあるセレクトであるようにできたらベターである。無理な場合も、ままある。 第一回は表題の通りだが、外国人の映画監督の撮った東京を舞台にした3つの映画を発表年の順番でご紹介する。皆さんの映画選びの一助になれば幸いである。 ロスト・イン・トランスレーション(2003)ソフィア

    • 「幻の光」(1995) 〈映画Vol.3〉

      2024年1月1日、 お正月気分を吹き飛ばすように能登半島で最大震度7の大地震が発生したのは皆さんも記憶に新しいかと思います。 そして半年が経ち、この記事を書いている今もまだ石川県輪島市では1000人以上の方が避難所や二次避難先での生活を余儀なくされています。  今から29年前の1995年、奇しくも阪神・淡路大震災が起きたこの年に石川県輪島を舞台にした一作の映画が公開されました。 それが今回ご紹介する「幻の光」です。  この映画を通して、輪島市に少しでも恩返しをしたいとの思

      • 「天空の城ラピュタ」(1986) 〈映画Vol.2〉

         人は、一生の間に何作の映画作品を鑑賞するのだろうか? 私は2024年で46歳になるのだが、いったい今までの人生で何作の映画を鑑賞してきたのか、考えてみるときちんと数えた事がなかった。 観た映画をアプリで記録するようになったのは2011年7月28日からの事で、そのアプリによると私は現在(2024年5月31日)までの約13年間でどうやら1660作を鑑賞しているらしい。 14歳の頃からなんとなく映画をよく観るようになったので、ざっくり計算すると32年間ではおそらく3,000作くら

        • 映画は地図だと思った話

          10年間続けていた趣味──主に映画の話をするポッドキャスト──を終わらせて二ヶ月が経った。 この二ヶ月間はほとんど映画を見ていない。 友人のやっているポッドキャストにゲスト出演するために観た映画以外は、一作も観ていない。 新、旧作も関係なく劇場はもちろん配信でも、憑き物が落ちたように映画を観ることになんとなく興味が持てなくなってしまった。 ただ、何というか別にそれがいいとか悪いとかっていう事を書きたいわけではなく、単に「人間ってすごいなあ」と思うだけだ。 ここ数年でぼんやり

        外国の映画監督に描かれた東京を舞台にした映画3選 〈3選シリーズVol.1〉

          これから書きたいもの、について

          去年まで、ポッドキャストをやっていた。 「不思議ラジオ キンザザ」なる、映画やゲームについて基本的に雑談する内容だ。 そのアウトプットがなくなって、人や時間などのしがらみなく、気楽に何か書けたらいいなと思ってnoteに投稿を始めたはいいがこれはこれで、まあまあのカロリーを消費するものだ。 先日、とりあえず一つ目の映画についての記事「地獄の黙示録(1979)映画Vol.1」を書いてみた。本当ならこれに続いて2作目、3作目と書いていきたいところだが、どうもそれは時間がかかりそうな

          これから書きたいもの、について

          「地獄の黙示録」(1979) 〈映画Vol.1〉

          うだうだと書き連ねていてもしようがないので、とにかく一本書いてみることにする。  私達は多くの場合、清潔なシネコンや快適な自室で映画を観る。 それでは撮影の現場はどうかというと、アビットと呼ばれる編集機器で現場レベルでの仮編集が行われ、照明機材に関しても様々な点で進化が著しい。その恩恵はもちろん大きく、昨今の撮影現場というものは非常にモダンでシステマティックに変化した。 撮影関係の末端で働く私も、それはそれで面倒な部分はありつつも概ねありがたく感じている。 だが、 と私は

          「地獄の黙示録」(1979) 〈映画Vol.1〉

          戒めとして

          これからnoteに記事を書いていく上で、いくつかの気をつけなきゃいけないと思うことを自らの戒めとして書いておく。 ①読んでくれる人に、良く思われたい、という気持ちを可能な限り慎むこと。  すごく限られた映画や音楽などを挙げることで、とても知識が豊富な人なんだな。とか、センスがある人なんだな。と思われようとする気持ちを可能な限り慎みたい。どれくらい可能かはわからないが。 ただ、その限られた映画や音楽などを本当に心から好きな作品だったなら何も躊躇することなく取り上げること。な

          戒めとして

          好きな映画について雑に書く

           別に自己紹介がてらというわけではないけれど、好きな映画を思いつくままに挙げてみることにする。 挙げてみると言いつつ、私は好きなものをリストアップしたり、表計算ソフトで一覧を作ったり年表を作ったりすることを、無上の喜びとするタイプの人間なので、実は人生ベスト50くらいまではガッツリ決まってたりする。 だけど、始めたてのnoteでいきなり人生ベスト50について書き始めるよりは、できればもっとふんわりとしたマシュマロのようなnoteにしたいと考えているので、今回はいったんもっとラ

          好きな映画について雑に書く

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          子供の頃から、映画や漫画や音楽が好きだった。 人が造った物も好きだし、 山や川や自然のものも好きだった。 田舎の風景とか外国の風習が好きだった。 歴史や文化やオカルトが好きだった。 1978年生まれ。 1番多感な小中高校時代が1985年から1997年にあたる世代だ。 初めてネットでブログを読んだのは多分1994年くらいで、確か「スターウォーズの鉄人」だったと思う。 自分でブログを始める機会も動機も十分にあったと思うが、 なぜかやらずに来て、46歳になった。 2013年から

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