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経済格差と食生活、それでもグルメを目指したい


「経済格差は教育格差につながる」「子どもの貧困」

高校受験のとき、この言葉をきいて絶望したことを覚えている。

私も経済的に厳しい家庭で育った。勉強は好きだったが、学習塾やピアノなどの習い事を一度もしたことがなかった。中学校、高校は公立に進み、私大に給付奨学金と貸与奨学金を組み合わせて通った。貧困とは言わないが、何かをやりたくても金銭面で諦めることが多かった分、経済格差を感じた学生生活だった。

教育はお金をかければかけるだけ、本をたくさん購入できるし、英語を習いたければ留学に行けばいいし、学ぶ量を増やすことができる。かけたお金と学習機会は比例する。「そのインプットを自分のものにするか」は本人次第なんだけど。

これと同じことが、食生活でも言えると思う。

小学校のころ、お受験おぼっちゃま男子が「俺、カップラーメン食べたことないんだよね。」って言ってて驚いた。(いやいや私今週2回家で出てきましたけど!)

仲の良い友達のお母様が専業主婦で、3時のおやつが手作りシフォンケーキなことにも驚いた。(うちでは市販の大容量パックお菓子しかでないなぁ、、)

スーパーで棚をジロジロ見渡すと、大豆しか入っていない無添加しょうゆは一本1,000円ぐらいするし、今日はうなぎが食べたいなって思っても高いからシラスで我慢することもあるし。

教育と同じで、食もお金をかけた分食べたいものが食べられたり、無添加やこだわりの材料が購入できるなと。

教育分野では”義務教育”で、誰もが等しく教育を受ける権利があるけど、食分野に関しては、家庭の生活状況やいくら食費に回すことができるかで食生活が全く変わってくる。500円以下の牛丼をかきこむ子どももいれば、お母さんこだわりの有機野菜を使ったフルコースを食べる子どももいる。

極論、美味い飯食べたきゃ金稼げ、の世界だなと。

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大学を卒業して、いわゆる大手と言われる食品系の企業に就職した。学生の頃のアルバイトでは考えられないようなお金の溜まり方。給料の使い道は美容、旅行、遊び、、、色々あるけれど、私はやっぱり「食べたいと思ったものを買える。食べられる」ことにこの上ない幸せを感じる。

社会人生活3年目。ウン万円するお鮨やフレンチは難しいけど、いつか食べてみたい。学生時代に勉強してきた食べものたちが、どんな味か答え合わせをしてみたい。学生でも行きやすい価格のレストランに行き、ブログやSNSで紹介したい。色々やりたいことはある。

小さい頃憧れた「グルメ」になれるように、今日も私は一生懸命働いて食べたい。






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