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【ふせん】GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代_#023

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代


気になった言葉たちと感想など

現在のあなたの慣れ親しんだ世界(コンフォートゾーン)からゴーアウト(外に向かって出ていくこと)すると、思いもよらない「何か(イノベーション=新結合)」が生まれる。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代

意識的に行動範囲を外に広げることで新たな発見や出会いがあることはきっと誰しもが経験のあることだろう。現状維持の中では現状以上のなにかを生み出すことは基本的にはできず、変化の早い世の中と相対的に考えるとそれは一種の退化とも見ることもできる。
変化に踏み込むことは少なからずストレスを受けることにはなるが、それでも得られるものを最大限に活かすことを決めていれば挑戦する価値があるのは明確だろう。


企業は、どうしても深化に偏る傾向が見られます。それは、すぐに儲かること、つまり、深化を重視し、リスクとコストがかかる探索を敬遠するからです。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代

非営利団体でもない限り、基本的には利益を求める行為は企業としては当然の方針とも思える。ただ、本書が言いたいことは利益を求める行為以外の部分での社会的な存在意義や働く人々との互恵関係などの点も考えるべきだということだろう。
また、大多数となる企業で働く私たちも利益だけを追求する企業よりは、共感できるカルチャーを持った企業を求めたほうが、中長期的な視点で考えるとよい影響を受けられることだろう。
最近ではSDGsという言葉もよく聞くが、こういった企業の持つカルチャーと、自身が何を重要に感じるのかの価値観をしっかり考えておきたい。


グーグルにあった「20%ルール」は、勤務時間の20%を自分自身のやりたいことに費やさなければならないというものでした。この20%が探索にあたり、残りの80%が深化にあたると考えられます。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代

この「20%ルール」はさまざまなメディアでも取り上げられているが(下記リンク参照)、上で出てきた「深化に偏る傾向」に対して具体的に対抗した施策の好例とみることができる。
実際に業務全体の20%となると平日5日のうち1日を使うことになり、一般企業で簡単にマネのできるようなレベルではないとも思えるが、比率はそれぞれで調整するとして、こういった明示的なルールで挑戦を後押しする体制を考えるのも面白そうだ。


もっとも重要なのは、失敗を許容する教育です。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代

これはいわゆる心理的安全性と言われる部分だろう。
組織がどれだけ失敗に対して受け入れられる器を持っているか、そしてそのことを組織で働く人たちがどのくらい認識しているのか、この合算で組織全体での挑戦に対するポテンシャルが大きく変わってくる。
企業ごとに成長のフェーズが異なるため、一様に良しとされる失敗の許容度はもちろん存在しないだろうが、どんなフェーズにあっても一定の失敗を受け入れられるバッファは持っていてほしいと、働く側の目線では期待してしまうところ。


なぜ一次情報に触れる必要があるのでしょうか。 まずは「正確性」です。二次情報は、ある人の解釈が入り、バイアスがかかっています。
その解釈やバイアスは「その人」のオリジナリティなので、どこまでいってもその人のオリジナリティを超えることはできません。一次情報を自分らしく解釈したほうが、情報の価値は高まります。

GO OUT (ゴーアウト) 飛び出す人だけが成功する時代

このふせんシリーズは書籍の引用と私の所感を併記しているため、一次情報と二次情報の混在という感じだろうか?
最近では悪意のある切り抜きによるネット記事や、正確性が未確認の情報の拡散など、二次情報による弊害は多くある。
ここでもやはり重要になるのは一次情報となるが、どれが本当の一次情報なのかを調べるのも簡単なことではない。なので自身が触れるすべての情報に対して一次情報を確認するということは現実的でないため、世の中には一次情報でない(二次、三次・・・)ものがあふれかえっているということをせめて忘れないようにしておきたい。

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