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【ふせん】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方_#021

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方


気になった言葉たちと感想など

必要なのは、「選択基準」を磨くことです。
選択基準は、自分の内側にしかありません。だから選択基準を磨くために自己理解が必要なのです。
いくら外を探しても、多すぎる選択肢に圧倒されて行動がにぶっていくだけです。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

たとえば二つの選択肢が目の前にあるとして、どちらの選択肢を取るかを判断するためにさまざまな情報を集めて検討することはよくあることだろう。
ここで重要なのは情報はあくまで情報でしかなく、意志決定は自分で行うこと。その決定で後悔しないためにも、自分が大事にしたい価値観(ここでいう選択基準)ははっきりさせておいたほうがいいだろう。


やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

仕事や学業、ボランティアなど個人が社会と関わる手段はさまざまあるが、これらはあくまで手段であり、その目的となる部分が自分のやりたいことと合致しているかが重要だという話か。
多様な社会が加速しており、こういった手段は本当にたくさん社会に溢れているため、気づけば目的を見失って手段に没頭してしまうということもよくある。
なにをやりたくてどの手段を選択しているのか、はっきりと目的を考え、それを忘れないようにしたい。


1.好きなこと
2.得意なこと
3.大事なこと

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

タイトルに対する答えとして最も簡潔に表現された一節。これらの三要素が重なる部分を見つけることが本当のやりたいことの見つけ方だという。
そうは言ってもこれらの要素に対して一問一答で答えることは難しく、だからこそ明確にしておく価値のある部分なのだろう。
たまには少し立ち止まって、自分のやりたいことを見失わないように、こういった価値観の部分は自問自答して確認するようにしたい。


自分が興味を感じてこれに関わっていたい情熱をそそられる「分野」のことを好きなことと呼びます。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

年を取ることは少し残酷なことで、社会にどんどん適応していくなかで自分の好きなこととやるべきことがどんどん乖離していくことはよくあること。子供のころ熱中したことが本来の自分の好きなことだと思い出すことも時には重要に思う。
「好きなことで生きていく」といった言葉も最近聞くようになったが、好きの形はさまざまで、ひとりひとりがそれぞれの好きなことを見つけることが大事だろう。


スキルや知識は、自分のやりたいことを実現するために活用する手段

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

たとえば英語が得意だとか、特定の国家資格を持っているものとか、スキルや知識を計る指標はたくさんあるが、これ自体は目的でも目標でもなく手段でしかない。
これらの手段を目標に据えて考えてしまう人が少なからずいるが、いわゆる「手段の目的化」とも言えるこの点はとても重要に思う。
スキルや知識を手に入れて、そのうえでなにがしたいのか、と深く思考を持つことを忘れないようにしたい。


「得意なこと」とは「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと」

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

好きなことが自己完結の絶対値であるのに対して、得意なことは他者と比較したうえでの相対値となる。
つまりこの「得意なこと」を見つけるためには周りの観察や自己を俯瞰して見ることも必要になり、意外と簡単なことではないようにも思う。自己評価も大事ではあるが、この点については周りの親しい人に直接聞いてみることもひとつの手段だろう。


なりたいもの(職業名)で 「やりたいこと」を考えてはいけない

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

こどもに対する「大きくなったら何になりたい?」という問いは常套句の一つではあり、この問いの答えはたいてい職業がくる。職業はあくまでやりたいことをかなえる手段でしかなく、そう考えるとこの問いもあまりいいものではないようにも思える。
たとえば「大きくなったら何をしたい?」という問いのほうが、「やりたいこと」の本質を考えることができそうだ。また、この問いはこどもに対してだけではなく、「金銭的な問題などを排除して好きなことをしていいとなったら、あなたは何をしたい?」という形で大人にも応用できる問いでもあると感じた。


価値観を中心に仕事を作ると、 モチベーションが途切れない

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

仕事にやりがいを見出すことは簡単なことではなく、やりがいはモチベーションに直結する要素でもある。この一節は自身のモチベーションの源泉となる価値観を中心に仕事を考える逆のアプローチを示している。
誰しもが好きに仕事を選べるわけではないが、可能な限り自分の価値観を満たせる仕事や組織を選択していきたい。

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