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【ふせん】新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法_#017

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法


気になった言葉たちと感想など

勝利を目的として戦うのだということを忘れてはならない

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

目的を考えないまま戦っても意味がないという話だろう。
この言葉をより効果的に身につけるためには前提として「なにをもって勝利とするか」の部分を明確にしておくことも重要だと思う。
勝利した状態をしっかりとイメージし、そこにたどり着くために日々を送っている(戦っている)のだと意識しておきたい。


経験を積み、洞察力、判断力を身につけ、自らの道程を省みて常に軌道修正を怠らず、知識を増やす努力を続けるところに成功への道は開ける

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

「努力は必ず報われる」という言葉もあるが、この一節はその努力がどうあるべきかという点を深堀したものだと思う。
考える力をつけること、自身のふるまいを振り返ること、インプットを続けること、これらのいずれもバランスよく取り組んでいきたい。


気力と自信に満ちた言葉遣いをすること

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

いわゆるポジティブシンキングとも言える考え方で、自分自身が発する言葉から本人が受ける影響が大きいことはあらゆる書籍で語られている。
当然周りの人にしても日ごろからポジティブな人とネガティブな人が身の回りにいたら、ポジティブな人の近くにいたいと思うのは自然だろう。
言葉は人によっては捉え方も異なる場合もあるため、絶対的なポジティブ思考的なふるまいは難しそうだが、少しでも自他ともに力が湧いてくるような言葉を使っていきたい。


勝者は、事が起こるように"する"。敗者は、起こるがままに"任せる"

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

ずいぶんと強めの主張だが、こういった力強いメッセージこそ読書で触れる価値のある言葉だとも思う。
いつでも世の中を回す側の人たちは新たなサービスを考えたり、ビジネスの仕組みを作ったりすることで、そのアイデアに対する消費が「起こる」ようにしている。
こういった変化に対してただただ身を「任せて」消費するだけにとどまっていては、勝利を勝ち取ることはできないのだろう。
いきなり事業を立ち上げるといった規模の変革は難しいが、組織の中での自身の周りの仕組みづくりなど、少しでも変化を「起こす」側に回れるように過ごしたい。


成功する人間が絶えず考えるのは自らの願望であって、けっして自らの限界ではない

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

ここで言う「自らの願望」は「目的・目標」とも言い換えることができそう。
自身のスキルや限界を先に考えてしまうと手段や視野が絞られてしまい、目指すべき目標も身近なものになってしまう。
まずは目指すべき目標を立てて、逆算してどう達成していくかの手段を考えるという順序が、本来あるべき姿だろう。

目的・目標・手段の話についてはこちらもおすすめ。


勝者は、否定的な考えをしている限り、運にも恵まれないことを知っている

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

上で出てきた「自らの限界」とも近い話だが、「できない理由」や「外的要因」ばかりを考えていても事態は好転しない。
もちろんそれらをガン無視して突き進むのはただの無謀に他ならないが、それらの問題と建設的に向き合うことでふいに突破口が開かれることもあるという話だろう。
否定的な思考とはできるだけ距離を取り、運を味方につける人でありたい。


ゲームに勝利する者は
~中略~
個人の枠を超えて、人生の意味を探し求めている

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

真に勝利する人は個人の枠にとどまらず、社会的な存在意義など大局的な視点を持っているという話か。
少しスケールの大きな話に見えるが、要は利己的な姿勢より利他的な姿勢のほうが良いということだろう。
「情けは人の為ならず」という言葉もある通り、自身のことばかりにとらわれず、周りを巻き込んだうえで成功を目指す気持ちを持っていたい。


あなたが本に生命を吹き込む

新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

これは一つの私見だが、読書という行為は作者と読者による限定的なコミュニケーションだと思っている。
作者はより多くの人に向けて自身の言葉を発信するが、読者それぞれで本に対する印象は文字通り千差万別となる。
本そのものはあくまで媒体だが、作者との会話を通じてそこから読者が何かを感じたり、行動を変革していくことで本に生命が吹き込まれていくというイメージは共感できる。
読書体験を最大限に活かすためにも、アウトプット(まさにこのふせんシリーズ)もできるだけ継続していきたい。

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