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私が生きる理由

今すぐにでも死にたい。首を吊って死にたい。

この気持ちに嘘偽りなんてない。本心だ。
それなのに私が自殺しない理由は明確にある。

何故なら私に生きる価値などない。
生きる価値がないのなら死ぬ価値もない。
生きても死んでも迷惑な存在だと言えるからだ。
どうしてそう言えるのかと言うと、
親に必要以上の迷惑をかけているから。
である。

衣食や育てる時間、口喧嘩などは私を
産むからそこは仕方ないとしても、
私は引っ越しをさせてしまったり高校を
変えたりとかなり迷惑をかけている。
更に自傷行為や自殺未遂までしている。
流石に言えやしないがこれを知ったら親は
かなり悲しむ事だろう。

虐待などは一切ないしなんなら
わがままにも付き合ってくれた。
こんなにも私は愛されているのに、
幸せな家庭に生まれたのに。
私はこんなふうになってしまった。
こんな幸せ、私が受け取るべきではない。
もっと別の人が受け取るべきなのだ。
例えば今理不尽に虐待を受けている人とか
とにかく、こんな私が受け取っちゃダメなのだ。
それなのにどうして私が。

これは罪だ。犯罪と変わらない。
与えられた幸せを捨てるような事をした。
与えられた幸せをぶち壊したんだ。

犯した罪は償わなければならない。
私にとって死ぬことが幸せなのならば
私に死ぬ権利なんてない。
自死という選択肢はない。
というか死んだら愛してくれる両親が
悲しむからもっと罪を重ねることになる。
だから死ねない。死んではいけない。

私は沢山勉強して人を救う医者になる。
きっとこれで過労死できたら私はこの罪を
償えたと言えるのだろう。

私は医者になって過労死で死ぬ。
誰かのために命を尽くす。

私にできる償い。

私が死んではいけない理由。

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