ブランディングとは、「差別化戦略である」
ブランド。もともとこの言葉は、牧場の牛を、「区別するため」に焼き印を押した事が起源となっているらしいです。
つまり、ブランディングとは、「他と識別」してもらうために行う戦略とも言えるでしょう。
まず、ブランディングで最も重要なことは、
「価値」を構築することです。
戦略としては、①ブランディング→マーケティング
となるわけですが、いくらマーケティング戦略が強くても、「売っている商品に価値が無かったら」、いくらその後の戦略が強くても、商品が売れることはありません。
そのため、「まずは良い製品」を作ること。
良い製品=相手(消費者)にとって価値がある製品
です。
ブランド価値を高めたならば、そのブランドが、「他のブランドとは違う」ということを、相手に認識してもらい、その「違うということ」を、価値だと認知してもらう必要があります。
そこで出てくるのが、
①機能的価値
と
②情緒的価値
です。
機能的価値とは、
・車で例えると、「走れる」
・洋服で例えると、「着れる」
といった、「消費者がその商品に求める、最低限かつ必須の機能」のことです。
しかし、この機能的価値だけに追求してしまっては、競争優位は実現できません。
なぜなら、例え「着心地」や「走り心地」が良くても、競合がそれ以上の機能価値を提供してきたら、消費者からしたら自社ブランドである必要がなく、競争優位は失われてしまいます。
そこで重要なのが、「情緒的価値」です。
情緒的とは、
・このブランドがすき
・この洋服を身につけている自分が好き
・この車を購入できた自分が好き
といった、「感情」が乗っている状態です。
この情緒的価値がブランドに対して発生していると、消費者はなかなかブランドスイッチせず、自社ブランドの「継続的な顧客」になってくれます。
機能的価値ではなく(もちろん機能的価値も重要。デザインが悪い商品はそもそも買おうとすら思われない)、情緒的価値を作り、そこで差別化していくこと。
これが、ブランディングをしていく上で非常に重要になるでしょう。
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