#8 パースペクティブ

生まれてからこれまで、どれだけの本を読んだだろう。
意識的に本を読み始めた大学2年生から、今日で1000冊を超えた。
そして奇跡的なことに、1000冊目にして今までで一番の良書に出逢うことができた。

「苦しかった時の話をしようか」森岡毅 著

ぜひ、全人類に読んでいただきたい。

今日は久しぶりにこうして筆を執っているいるわけだが(実際にはキーボードに8本の指を駆使して文字を打ち込んでいる)、この本の読書感想と最近の自分のことを書こうと思う。

▼父から子へのラブレター

この本は、経営難であったUSJの経営再建などを手掛け、現在は株式会社刀という経営コンサルティングを専門とする企業のCEOを務める、森岡毅氏が娘さんにが社会人になる際の指南になるように、これまで書き留めてきた「働くことの本質」についてのメモ書きを集約して、一冊にまとめている。

したがって、この本は娘さんに向けた文章であり、丁寧に物事を説明する記述が多いところ・君という二人称を用いていること・家族だからこその内輪での記述もところどころあるところなどが特徴的である。

基本的には就職活動に取り組む娘さんに当てた内容になっているが、社会人2年目の私が読んでも学びとなることが多く、本のテーマになっている「働くことの本質」が体系的かつ、経験ベースで論理的に記述されているので、実用的で読んでいる途中に何度も中断してメモを引っ張り出したくなった。

本文中に幾度となく出てくる言葉に「パースペクティブ(本人が認識できる世界)」というものがある。

人生とはパースペクティブを広げていくためにあるし、パースペクティブを広げていけば行くほど、自分自身で人生のハンドルを握ることができるようになる。

そのメッセージが父から子へ向けて再三伝えられている。

先述した通り、かなり実用的な内容であるが故に、中盤は読みながら血肉とするのにかなりカロリーを要するが、後半部分は父から子へのラブレターに一変(笑)

最後には私は泣いてしまった。

詳述はしないが、とにかくいてもたってもいられなくなって、このように書き留めていることが、僕の心が大きく動いたんだという一番の証拠になると思う。

この本は本来出版される予定もなかったものだが、たまたま編集者さんに見つかったことで出版が決まった書籍で、父から子へのラブレターだけで終わることなく僕の手元にこの時代に届いてくれて幸運だと心から感じる。

またいい一冊に出逢ってしまったな。

▼最近の僕のこと

さて。
話は変わるけれど、僕は相変わらず服を売っている。
今は大分の別府というところで。

社会人2年目として、給料以上の仕事を早くできるように懸命に走っているが、もう少し先になりそう。

本は今でも月に10冊くらいは読んでいる(先月は12冊も読めたよ!)
筋トレもぼちぼち続けている。
英語の勉強は休みの日だけできている。

社会人になってから、肌荒れがひどくなったので、最近はスキンケアと食生活や睡眠の質などの改善に熱を上げている。

来月には去年の7月に注文した車が届く予定だ。
九州にいるうちに九州一周旅行とかやっときたいので、待ちに待ったと言うところ。

文章が下手になったな。これ以上書くことが浮かばないので今日のところはここら辺にしておいてあげる。

またね

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