サッカー界に学ぶ「夢はいつでも回収できる」かもしれない話。
近頃、「異業種参入」による成功をよく目にする。例えば、サッカーJリーグの「V・ファーレン長崎」
このチームは深刻な経営危機に陥り、
2017年に地元・長崎創業の通信販売会社
ジャパネットたかたが100%子会社化。
私は小学生の頃から、夕方やっていたテレビショッピング「ジャパネットたかた」が大好きだった。特にデジカメと電子辞書の会。
そんなジャパネットたかたが、サッカーチーム経営を行なっている。
言葉の中から本物の笑顔が伝わらなければいけない。気持ちというものは、笑顔で伝えるものですから。作った笑顔から伝わるものではありません。僕もジャパネットたかたではそこを一番大事にしていた。監督や選手も、一人ひとりのファンやサポーターへどれだけ愛情をもって接していけるかです
ジャパネットたかたがあんなにも成長したのは、
紛れもなく私も大好きなテレビショッピングである。
高田氏の笑顔は、小学生ながらとても惹きつけられるものだったと記憶している。
真の笑顔による、まさにジャパネット流経営で
なんとたったの7ヶ月でJ1昇格を果たしたのだ。
もちろん、高田氏はスポーツビジネスは全くの未経験。異業種への参入だった。
目指すところというか理念は、お客さんに喜んでいただく、ということですから。どんな業種でもお客さんに支持されてのもの。だからこそ、僕はサッカーを引き受けようと思いました。不安を感じていたら、まったくサッカーを知らない僕がビジネスの世界から来るわけがありません
ジャパネットたかたは、長崎佐世保の小さな写真店から始まった。
観光地、宴会場へ出向いては写真を撮り現像し、それを売っていたそう。
対面販売から現在のテレビショッピングまで、紆余曲折を経験したからこそのノウハウやマインドがある。
それを、サッカーチーム経営という全く異なる分野に活かしているのだ。
ジャパネットだけではない、
本日イニエスタの神戸加入が決定して、また話題を作っている楽天もそうだ。
楽天はJリーグ「ヴィッセル神戸」、野球チームの「楽天イーグルス」に楽天市場などのECで培ったマネジメントを展開。
今までの慣習や伝統をも打ち破ってしまう、
この革命を起こすことこそ異業種参入の意義だと思っている。
私はそもそも、サッカーチームの経営がしたくて四年制大へと進んだ。
当時はスポーツマネジメントを学ばなければと思っていたが、
最近はむしろ異業種での経験値が市場価値になり得ると思っている。
何が言いたいかというと、
夢はいつだって回収できるのではないか。
ということ。
いつでも何十度でも方向転換できる。全く別の場所での積み重ねは決して無駄ではない。
そんなことを今まで私は気づいていなかった。
選択肢を狭めているのは自分だったのだ。
いつか回収しよう、
「Jリーグ⚽️サッカーチーム経営」の夢。
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