ソロ・グランピング計画

前々から、外でご飯を作るとか、燻製をするとか、やってみたいなと思っていたんだけど、車ないし(免許あっても、運転技術は完全に失われている)、あまり現実的じゃなかったんですよね。

ところが、国内の長距離移動が連発する→飛行機に乗る事もある→飛行機苦手過ぎる(気圧変化と上空の低気圧状態が相当こたえる)→なんとか移動を楽にするやり方はないだろうか!!!という試行錯誤の中で、たくさん旅行をしている人たちのかいた本などを見て、目から鱗、さらに実践を重ねて普通の生活や部屋の収納、持ち物についても大改革が始まってしまいました。

一番大きなきっかけは、今日も世界のどこかでひとりっぷ (集英社ムック)
これはすごい。すごいと思う。本屋で見かけて買ったけど、kindle版も買おうかと思っている。

女性一人で毎月海外旅行に出かけちゃうひとりっPさんの指南書。
荷物や、おすすめのバッグなどが実に、目鱗。
目鱗過ぎて、持ち物を総とっかえしそうな勢い。

中でも、アウトドアグッズのアレンジがとてもうまくて、今まで考えもしなかったアウトドアショップをよく覗くようになり、ネットでも商品を調べるようになり、なんかすごい発達を遂げている世界を覗き見る事になったわけです。

でも、やっぱり山アイテム(海バージョンもあり)は、都会とはちょっと違っていて、生きるか死ぬかのラインがググッと肉薄してくる場所になるので、おしゃれのために8センチのヒール作っているデザインとは根本的に違う目線が入っている。

それを見ていると、やっぱり野山に出かけてみたいなあという気持ちは少しずつ湧いてくるものです。

これを感化といいます。

でも、ロッククライミングとか、アルプスアタックとか、嫌です!
スノボもスキーも嫌です!(スキー産業の地域で育ったけど大嫌い)
トレイルラン?蛭に噛まれにわざわざ?
マラソン?自動車呼んで下さい。
自転車?うちの父は自転車狂いで実家を借金苦にしたんですよ…
野宿?わざわざ高額のテントを買ってホームレス体験って目的なに?
ぐらいに、アウトドア遊びは嫌なんです。

ただ、基本山育ちなので、好きなことはある。
山菜取り。
食べるものが手に入るのなら、出かけていってもいいでしょう、というスタンスなんですよ!!!

誰かと行くのも、なんだか気を使ってしまうしなあ。

そこで最近ブームの、ソロキャンプとグランピングです。
ソロキャンプは文字通り、ひとりでキャンプという事です。グランピングは、グラマラスキャンピングの略で、海外の高級なテントに給仕や執事がついて、シャンパンや新鮮なフルーツを食べながら砂漠の夕陽を楽しむーみたいなあれです、セレブのキャンプです。

ひとりでグランピング。

では、今の計画を見てみましょう。

【外でお茶を入れてひとりハイティー】
ハイティー、アフタヌーンティーというやつです。お紅茶です。ティーポットが欲しい。やかんはあるけど、そこをどうするかが問題ですが、頑張って陶器のポットを持っていくのがグラマラススタイルではないか、と思います。
スコーンやプチフール、何種類ものジャム、キューカンバーサンドイッチ、スコーン、クロテッドクリーム……。

【チャイとほっこり素朴な焼き菓子のピクニック】
スパイスなどと煮出した濃いめのミルクティー。キッチンクロスに包まれた素朴なスコーン、ハム、果物。おばあちゃまの焼いたアップルパイ。これはぜひバスケットで持っていきたい。カントリースタイル。おばあちゃまのパイは、どこかのお店のものになるとは思いますが。

【中国茶と飲茶のチャイニーズスタイルアフタヌーンティー】
小さいセイロで、あたたかい点心をいくつか、甘いもの、塩味のもの、プーアル茶。でも台湾の凍頂烏龍茶などもふんだんに取り入れて。
ドライフルーツや、月餅、肉まん、カボチャの種や松の実も。
これも、茶壷(ちゃふー、急須の事)を持って行かなくてはグラマラスさが出ないような気がします。


【よもぎを摘んでその場で作ったヨモギ餅と極上ほうじ茶】
煎茶でももちろん可。ヨモギの若芽を摘んで、湯がいて、白玉粉に練り込んで作ったヨモギ団子にしっとり煮上げた甘い小豆を添えて。春先限定ですねえ。グラマラスです。

お弁当を持って野外で食べるのではダメなのか、というお声が聞こえてきましたが、ダメなんです。
その場でお茶を入れたい。
その場でちょっと作りたい。
そこが一番目的なんだと思います。(でも本気行楽弁当とか、お花見のお重とかはちょっとやってみたい)

熱いお湯をポットに入れて、旅持ち茶器(このイイホシユミコの旅用茶器が欲しいのだけど、どこかで再販してもらえないでしょうか……)を持って公園で一杯のお茶を飲む、というのもいいと思うんですよ!
でも、お茶をポットに入れて持っていくのは違うんです。

重たい思いをしてまで、結局飲むものは同じ(下手したら水や温度の関係でうまく淹れられない事もあるだろうに)であったとしても、そうじゃないんだ、そうじゃないんだよ……。

という事で、現在、電車でいけるキャンプ場探し、必要なアイテムの絞り込みとグラマラスアイテムの重さを鑑みて他をどれだけ削れるかというウルトラライト大作戦(絶対に一人で運べる重さに設定しなくてはいけないし、私の筋力のなさは目を見張るものがある)を練っている。

グラマラスさのためにはアウトドアチェア欲しい(1キロは切りたい)。
お湯を沸かす熱源は、いろいろ考えたけどカセットコンロのガスが使えるものがいい(230gとガス缶)。
アウトドア用やかんは買うけど、コッヘルは見送って100均のフライパンはいけるだろうか。セイロも100均で探そう。
食中毒の危険性のない調理方法と、ベストなタイミングの調達方法(水は重いのでその場で買う、など。でも売っているかはわからない)、満足のいくグラマラスさがあるか、なども重要なポイントです。

そしてそれを運ぶ方法をどうするか。タイヤのついているスーツケースがいいけど、山道を引っ張るのは厳しい。
そこで目を付けているのは、タイヤもついていてなおかつ背負える「地球の歩き方オリジナル エディターズキャリーバックパック Jr.III」お値段が少々するので、今すぐ買うという感じじゃないんだけど……。
同じソロツーリスト社のならいいのかな。こっちのほうが安い。

おそらく、満員の朝の山手線に乗って、2時間くらいかけてキャンプ場に行って、そして暗くなる前に帰ってくるという旅程なので、都会でも山でも対応できるようにしたい。

あ、基本的にお茶淹れに行くので、テント泊はしません。
温泉が近かったら寄りたい、程度です。暗くなる前に帰ります。
今回はソトチャでしたが、ソトザケもいいと思います。スキットルに少々のウイスキー。専用ボトルにワイン。日本酒の小瓶を升で。

雪山とか、富士山とか絶対登りません!!!

つよく生きていきたい。