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考える時間を持つ。※『SHOE DOG』感想メモ

なんでこんなにぎりぎりの経営なんだろう、というのが第一印象。
今やこんなに有名企業なのだから、すぐに成功したのでは?というイメージから一転、読み進めれば進めるほどとにかく前に進むしかない、大胆な決断の連続だった。

年末年始に読んだ本は、近頃本屋に行けば必ずと言っていいほど平積みされている「SHOE DOG」。ナイキの創業者である、フィル・ナイトさんの自伝。

軌道に乗るまでの長い長い道のりをメインに書かれていて、うまくいってからの話は少しだけ。そんな本の中で印象的だったのは、一番最後の章に書かれているこちら。

若い人たちが失意に陥らないよう手伝いができたらと思う。彼らには立ち止まって、時間をどう使いたいのか、これからの40年を誰と過ごしたいのか、じっくりしっかり考えてもらいたい。20代半ばの若者たちに言いたいのは、仕事や志す道を決めつけるなということだ。天職を追い求めてほしい。天職とはどういうものかわからずとも、探すのだ。天職を追い求めることによって、疲労にも耐えられ、失意をも燃料とし、これまで感じられなかった高揚感を得られる。

懸命に働けば働くほど道は開ける。(中略)自分を信じろ。そして信念を貫けと。他人が決める信念ではない。自分で決める信念だ。心の中でこうと決めたことに対しての信念を貫くのだ。

「考える時間を持つこと」これはちょうど私の2018年の目標に掲げているうちの一つ。「やりたいことがわからない」とずっと言ってきたけれど、「そもそもどれくらいやりたいことを考える時間を持ったのか?」という質問を先日もらって、全く答えられなかった。
言われてみれば当たり前のことだけれど、やりたいことは突然には降ってこないし、やりたいことがある人はそのぶん考えた時間もあるはずで。
やるべきことに時間を使いすぎて、やりたいことを考えることを後回しにしている自分に衝撃を受けたのでした。
考え、行動する。よし!良い1年にするぞという気合とともにタイミング良く読めた一冊。

ちょうどドラマ『陸王』にハマり、年始はニューイヤー駅伝、箱根駅伝も見て、陸上づくしの冬休み。写真は、最近欲しくて仕方がなかったオニツカタイガーの靴。偶然だけれど、元々ナイキはオニツカタイガーシューズの米国での販売代理店から始まったそう。

#読書 #ランニング #走る #日記

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