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「この本を読んだ自分、かっこいい」と思うのも、読書の習慣化に大事なこと。

ライフネット生保険命創業者の出口さんに講演会で生産性を高めるには?という話を聞いたことがある。そしたら、「大事なのは人・本・旅だ」とおっしゃっていた。「人・本・旅」とは、人に会う。本を読む。最後の「旅」は、現場のこと。

この話の詳細はこの記事が近いかも↓

この時、出口さんはいくつかおすすめの本を教えてくれた。古典がいい、と。私はそのときすすめてもらった『国富論』を帰りがけに本屋で探したのだけれど、本当にこれを読みきれるのかが不安になってしまって、結局買えなかった。

この後も何人か読書家の方の話を見聞きしてやっぱり「古典は良い」と聞くのだけれど、読みきれるのか、自分にわかるのか不安で未だに手を出せていない。


そんな中、今回読んだのは『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝 著


この本は、「読書が人生の深みをつくる」という前提で、インターネットやSNSも活用しながら、どんな本をどう読むかが話されている。

齋藤さんが各章にあわせて名著も紹介してくれているのだけれど、やっぱり古典はハードル高そうだなぁと思う私にこんな読み方を提案してくれた。

古典で楽しむ「名言ピックアップ読み」

これは、3つでも名言を見つけることができればよし、という読み方。全部を読まなくても、その名言が自分のものとなるから。どんな名言があるのかわからない場合は、まず解説書をざっと読んでおくと良い、とのこと。

あ、最初から細かく全部を読まなくていいんだ!と心が軽くなった。そして、もう一つ印象的だったのがこの言葉。

「この本を読んだ自分、かっこいい」と思うのも、読書の習慣化に大事なこと。

そうそう、ちょっとハードルが高そうな本を読むことで、「自分、かっこいい」と思いたかったんだ!古典を読むのが不安なのは「結局だめだった」と思いたくないからだ。


私は本を読むのは好きだし、お気に入りの作家さんもいる。でも、もっとこれまで読んだことのない本を通じて視野を広げたいなぁという気持ちと、難しくて読めなかったらどうしようという気持ちの葛藤がある。全部読まなくてもいい、失敗してもいい、齋藤さんの本は読書のハードルを下げてくれる本だった。いくつかおすすめ本も紹介されているし、何か読書したいなぁと思っている人にはとっかかりとしておすすめ。

よし!と思ってこの本の中で紹介されていた『菊と刀』を読んでみることにした。

#日記 #読書  


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