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【学びの記録】女性がリーダーシップ発揮するには?(後編)

「英語で学んでみたいな〜」とぼんやりずっと思っていたので、気になるテーマをCourseraというオンラインで海外大学の授業の動画を視聴できるサービスを使って学んでみました。(英語を聞きつつ、かなり翻訳にも頼りましたが!)感想とコースの内容まとめです。

前編はこちら

後編感想①恐れずに「交渉」してみよう

講義の中で、男性と女性で最近いつ交渉したかという調査の話がありました。男性の方が女性よりも4倍交渉しており、男性の方が欲しいものに対して積極的に行動しているとのこと。この話を聞いて思ったのは、家族で出かけたとしても、夫の方が色々「交渉」しているなと。私の中では交渉の余地がない、これは受け入れるべき、と思ってしまっていたことも、意外と「交渉」して良い方向に進むことを色々みてきました。
そもそも男女で交渉の頻度が違う、と言う話になんというか納得しまして、「お互いのwin-win」を目指して、仕事でも家庭でも気になった点については「交渉」してみたいなと思ったのでした。

後編感想②自分にとっての「成功」を考えてみよう

「成功」の定義は人それぞれかと思います。それは「ありたい姿」「時間の使い方」「収入」などいろんな定義での「成功」がありますよね。ただ、自分が「ありたい姿」または「目指したい姿」あってこそ交渉だったり、リーダーシップの在り方だったりの「行動」指針が出てくるのかなと思いました。


【以下学びの記録】

男女で自身の持ち方に差があるからこそ:自信を持とう

・女性の方が男性よりも自分の能力を控えめに見積もる「インポスター症候群」というものがある。

女性が自信を持つには

・親しい友人関係を振り返る
・メンターを持つ
・専門家のアドバイスをもらう 
過小評価を克服できるこれらを通じて、自分が誰であるか、自分へのセルフイメージを高めることができたり、過小評価を克服できる。

自信の4つの柱

1)信頼性 
深く保持されている価値観や信念と一致する行動のこと。

2)自己効力感
自分は目標を達成し、役割を達成できるという信念。自己効力感は、資格、経験、信頼性、評判から生まれる。

3)適応力
適応力は、どんな課題や障壁に対しても機知に富んで解決策を見つけ、対人関係のスキルやつながりの強みを利用してリソースのネットワークを構築できるという信念をもたらすことで自信を高める。女性は人生を通じて仕事や家族の複数の役割に適応しなければならないため、適応力に関しては何倍も有利。

4)Grit やり抜く力、粘り強さ
Gritとは長期的にやり抜く能力のこと。もっと言うと決意と性格、または非常に長期的な目標に対する情熱と忍耐力。そして同じように大切なのは「回復力」。回復力を持って対応することで、人々は失敗や失望を乗り越えることができる。

自信の他の要素「非言語コミュニケーション」

言わなければならないことはいいつつも「非言語コミュニケーション」も大事。私たちの顔の表情、体の動き、姿勢で構成される。ジェスチャー、アイコンタクト、声のトーン。

社内政治について:交渉力をつけよう

組織政治を最も効率的に進めるための影響力を獲得するためには、「ネットワークづくり」が不可欠。

関係資本を強化するために必要な2つの戦略「幅広いネットワーク」「深いネットワーク」

1)幅広いネットワーク
大規模で、多様性があり、柔軟性があり、外側に焦点を当てたネットワークのこと。専門職団体や女性ネットワーク、同じ職種に関わらない社内ネットワークなど。
2)深いネットワーク
信頼、相互理解、多様なアイデンティティの評価によって、強いつながりを築くこと。また、深いつながりを築くだけでなく、メンター(指導する)役割を果たし、指導されることによって協力し、信頼関係を構築すること。

2)深いネットワークに関連し、3つの異なるタイプのネットワークがある。

①タスクネットワーク:
仕事関連リソースの交換のための関係に関連するネットワーク。情報、専門知識、専門的アドバイス、政治的アクセス、物質的リソースなど。

②キャリアネットワーク:
キャリアの方向性や指導を提供してくれる人々との関係、やりがいのある目に見える任務を獲得する上での上級管理職との接触、そして昇進への支持。

③ソーシャルネットワークまたはサポートネットワーク:
職場での人間関係や共通の興味や背景を共有する人々の間で、より高いレベルの親密さと信頼によって特徴付けられるネットワーク。情報を伝達したり、ピアコーチングを提供したりするリソースを動員するのに役立つ。

社内政治に関わるもの:権力と影響力

権力とは
私たちが組み込まれている立場や構造から来るもの。保持する肩書きや地位、私たちが調整できる報酬、与えることができる制裁と罰のようなもの。
影響力とは
専門知識、価値観と誠実さ、努力や勤勉、倫理など、個人的な自己から来る力の影響。

なぜ社内政治が大事なの?

自分たちの活動が組織内の他の人々にポジティブな結果をもたらすように努めなければならない。自分の権力と影響力を賢明に活用すべき。

おすすめは、仕事のキャリアと社会的サポートのネットワークを意図的に拡大すること。そうすることで、より効果的に権力と影響力を獲得し、それらを自分のポジティブな目的に適用し、組織政治を最も効果的にナビゲートできるようになる。

win-winな交渉スキルを身につけるには?:「交渉」に対する考え方を変える

・とある調査では男性と女性が同じ会社、職種でキャリアをスタートした時、男性の方が給与が高かった。その背景には57%の男性は給与交渉をしたが、女性で交渉をしたのは7%に過ぎなかった。スタートラインの交渉の有無によって、今後の賃金格差も大きくなる。女性は「交渉をしない」ということで本来は得られた賃金や機会などを逃している可能性がある。

・男性と女性で最近いつ「交渉したか」という調査を見ても男性の方が交渉の頻度が高かった。男性の方が女性よりも4倍交渉しており、男性の方が欲しいものに対して積極的に行動している。

・同じ仕事に応募するとしても、男性はその職種に対して条件の60%を満たしていれば応募するが、女性は条件の100%を満たしていなければ応募しないという結果もある。

・仕事と家庭の交渉の機会の例
 仕事:リソース、プロジェクト、締め切り、働く時間
 家庭:家事、休暇、社会活動、子どもの予定、家計、ひとり時間、家族との時間、休暇

・女性の「交渉」に対する誤解
 交渉できる余地があることに気づいていない
 誰かが言ってくれるだろうと思っている
 「交渉」し自分に都合の良い方に進めることへの不安、恐れ
 自己中心的だと思われたくない

「交渉」に対する考え方を変えよう

・交渉は勝ち負けではなくお互いに「win-win」な関係を作るためのもの
・私たちにとってお互いに目指すべきゴールは何か?(交渉は「対立する」、どちらかの意見を押し通すことではない)
・お互いの立場をより良い方向に進めるものは何か?
・相手がその意見を通じて大事にしているものは何かを考えてみよう
・共感(相手の意見の良し悪しを判断せずに受け止める)と積極性(なぜ自分はそう思うのかのストーリーを準備しておく)のバランスを取ろう

「交渉」をする最初のステップ

本当に欲しいもの、得たいものは何かを明確にしよう
 そうすることで交渉への恐れや不安は少なくなる

充実したキャリアのためにできること:自分にとっての成功とは何かを考えてみよう

・社会人として、親としてなど多くの役割を持つことは、人生にたくさんの機会と喜びをもたらしてくれる。

自分にとっての成功とは何かを考えてみよう

・女性は自分にとっての成功とは何かを定義し、かつ仕事と家庭両方を組み合わせること(インテグレーションすること)によってたくさんの恩恵を得ることができる。

変化を受け入れながら行動することが、結果として想像しなかった未来に連れて行ってくれる。

受講の記録はここまでです!お読みくださりありがとうございました!

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