いろんなナースのお仕事3
こんにちは。今日もお疲れさまです。
訪問看護のお話の続きです。
自宅で療養していく中で、個人として向き合うことも多くあります。
末期癌の患者さんとその奥さん。ご本人は痛みにおそわれて、薬の副作用にもおそわれ、もうやりようがない‥これからもこれが続くのかと悲観している方でした。
「今までは確かにそうでしたね。本当に大変ですよね。他に何か方法がないのか、これから何をしていくかを一緒に考えましょう。もちろん奥さんもです。過去にまみれて時間を過ごすなんてもったいないですもん!ね!」そうお話したことがあります。
これは、ワタシ自身に言っているようなものでした。惰性で過ごさないように自分から見つけていく。何事も待っていても自分のベストはやってこないということです。
そう思えたのは、ある日、仕事で行き詰まったときに上司が話しかけてくれたからだと思います。
話してくれたのは、『十何年前、部長になっていた頃に「私が全部把握していなくちゃ!」って頑張ってたのよ。でね、自分じゃ気づかなかったけど、「元気ないね、どうした?」って声をかけられた瞬間、ドパーって涙が流れてきてね~。だから分かるのよ。今のあなたの感じ。【涙は心の汗だから!】なんて爽やかな勘違いしなくていいから、ちゃんと困ったら言いなさいよ~!』
いいこと言うなー、本当に。苦労やいろんな経験をした人じゃないと言えないなーと痛感しました。
そんな深い話が出来る職種でもありますが、一方で生活に密着していることも事実。
訪問看護ステーションにはさまざまな問い合わせがあります。本当にさまざま。
・水漏れしてしまったんだけどどうしよう
・タクシーを呼びたいんだけどどうしたらいい?
・今日、親戚の法事に行くんだけどワンピースの後ろのファスナーを自分で閉められない
・iPhoneで写真をお気に入りにする方法が知りたい etc,,,
ご高齢の方が多く、本当に困っているのです。
さすがにワンピースのファスナーを上げには行きませんが(笑)、出来る限りの対応をします。
ちなみに、iPhoneの操作に関しては訪問看護事務所ではワタシが担当でした。笑
ではまた。つづく。
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