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アメリカの大学についての note マガジン

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こんにちは。アメリカの大学に留学している学生はまだあまり知られていないだけで、様々なスポーツで頑張っている人が沢山います。多くの方に読んでいただけるように、アメリカの大学にスポー…
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2018年10月の記事一覧

米国カレッジフットボールのマーチングバンド

フットボールという競技はアメリカでは凄い人気で、国民的娯楽と言えます。アメリカ人の日常会話で普通にフットボールの話題が出てきますが、私自身は基本的なルールも知らず、興味もないため、いまだにそうした彼らの日常会話についていけません。なので、アメリカの大学が参加して行われるカレッジフットボールが、どれほどの盛り上がりがあるのか、実際に足を運ぶまでわかりませんでした。 そんな中、公立高校の選択授業で吹奏楽を取っている娘が、学校経由で、地元州立大学のカレッジフットボールの試合応援を

11. 試合メンバーを外れてから一発目のチーム練習

10月30日 前回の続きです。 今日は、試合メンバーから外れた遠征後の一回目のチーム練習だった。 張り出された練習セットの組み合わせを見てみると、自分は5セット目。わかってる。大丈夫。ここからだと自分に言い聞かせて防具を着た。 ミーティングを終えいよいよ氷上へ。 今日は、とにかく監督に言われた"Tenacity"(執念)を意識した。 練習は約1時間。ウォーミングアップのシュートドリルに始まり、コーナーでの1対1、2対2や全面での5対5が主な練習内容だった。 プレイが

10. 監督から言われた、僕に圧倒的に足りないモノ

この文章は、試合メンバーに入らないことがわかってから試合が始まるまでの時間で書いたものです。 10月27日 遠征最終日。UAH (University of Alabama in Huntsville)との第2戦目の日。昨日と同じように朝練習をして、そのあとプレゲームランチを取り、少し休憩。シャワーを浴びてスーツに着替え、ホテルを出る。 いつも通りの全ての試合前の準備を終えてリンクに来ると、張り出されたメンバー表に自分の番号はなかった。そんな気はしてた。昨日の第1戦でシ

9.ちょうど一年前、親友のペトルが教えてくれたこと

今まで私が過ごしてきた中で最も悲しみを味わい、また、最も深く「人生」について考えさせられた瞬間があります。 2017年10月のある日。私はいつもと変わらない日常を過ごしていました。隙間時間ができたときに何気なくfacebookを開いた私の目に、あるニュースが流れ込んできました。それは、チェコ・クラドノ時代を共に過ごしたチームメイトの一人であるPetr (ペトル)についての記事でした。彼は、クラドノを卒業後にドイツのアイスホッケーリーグにてプレイしていたので、「何か活躍したの

8.ずっと夢見ていたプロ契約オファーを断ってまでも、チェコからアメリカに渡った理由

皆さんこんにちは!三浦優希です。 今回の投稿では、私の人生の中でも一つの大きなターニングポイントとなった、「チェコからアメリカに挑戦の場を移した理由」について詳しくお話させていただきたいと思います。それでは今回もよろしくお願いいたします! 2013年、高校2年生の途中から早実を離れチェコに挑戦を始めたことは過去の投稿で書かせていただきました。当時の私は、小さい頃から憧れていたチェコのアイスホッケーリーグでプロ選手として活躍することが一番の目標でした。もうすこし具体的に言うと

日本サッカー男児, アメリカの大学サッカーの現実に迫る!!

皆さん、こんにちは。黒崎優香です。 前回はNCAAのことについてまとめてみました。長かったので申し訳なかったですが、ご覧頂きありがとうございました。 皆さんは 実際に私の前回の記事を読んでみて、じゃあ誰がDivision 1 でプレーしてるの?と疑問になりませんでしたか? または、実体験の話を聞きたい!と思われた方はいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで... これから数回にわけて、アメリカの大学にスポーツ留学をしている私の友人をご紹介していきたいとおもいます!ま

必見!アメリカの大学にスポーツ留学したい人!🙋‍♀️🙋‍♂️🇺🇸

こんにちは。黒崎優香です。 この前のnote の反響が思ったより良くて驚いています。またシェアやいいねを沢山の人にして頂き、この場をかりてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます! もしまだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら是非こちらを→https://note.mu/yuuka_kurosaki/n/n470a1de6ea95 さて、今回の内容は前回のnoteでも触れていましたが、NCAAについて説明をしていきたいと思います。 最近では日本版NC

7.「途中にいるから中途半端、底まで落ちたら地に足がつく」

皆さんこんにちは。三浦優希です。 今回のnoteでは、私がホッケーを通して学んだ、ある心の持ち方についてお話させていただきたいと思います。いまだに私の大きな支えとなっている考え方です。それでは、今回もよろしくお願いいたします。 元々私は、決して精神的に強い人間とは言えませんでした。今でこそ多くの人から「いつも物事をポジティブにとらえててすごい」や、「常に前向きだね」などと言っていただけますが、ほんの少し前、特に海外に出るまでは、そんなことは全くありませんでした。怒られる、認

移民にとって子どもの大学受験とは

先日、地元アメリカの高校主催で、「大学受験 SATとACTの違い」をテーマに説明会があったので参加してみました。 SAT/ACTは、日本のセンター試験に相当すると言ってもいいかもしれません。ただ、日本の場合、年に一回の一発勝負なのに対して、SAT/ACTは年に何回も受験日があり、何度受験しても構いません。そして受験生は、一番高いスコアを、受験先の大学に提出することができるのです。 アメリカの大学を受験する場合、現在では、ほとんどの大学がSATとACTのどちらの試験結果も受

6.NCAAってどんなところ?普段どんな生活してるの? (後編)

皆さんこんにちは、三浦優希です。 ひとつ前の投稿では、私の所属しているNCAAという組織について説明をさせていただきました。今回は後編です!私がアメリカでいったいどんな生活をしているのかについてお話させていただきたいと思います。前回の投稿をまだお読みいただいていない方は、5.NCAAってどんなところ?普段どんな生活してるの? (前編)に目を通していただくと、より話が理解しやすいかと思います。 それでは今回もよろしくお願いします! 今日お伝えしたい内容は、 ①私の通っている

新たな挑戦

『まず私がこのノートを書くことになった理由は、日本の方々にアメリカの大学サッカーの状況についてもっとに知ってもらいたいと思ったからです。自分のノートを見て 日本のサッカーだけじゃなく、アメリカのサッカーも面白いなと感じ、アメリカという選択肢を一人でも見出してくれる方がいれば幸いです。』 ”なぜアメリカに行けないのか” ”実際はどうなの?”日本人がアメリカに行くことができない理由はいくつかあると思います。 まず一つ目は情報不足です。 今まで行ってる人がいないからまず行くため

どうして平日の夕方の試合に3500人以上の人が入るのか?

ご無沙汰ぶりの更新になりました。黒崎優香です。シーズン中はかなり忙しいのと、どのような記事を書こうかなというのを悩んでいたのもあり、かなりの期間が空いてしまいました。 つい先日、メンズのホームゲームの試合を見てきました。そのメンズのゲームを見て私は初めてアメリカの大学を見学した際のことを思い出しました。 今回の内容は-どうして平日の夕方の試合に3500人以上の人が入るのか? ということを少し考えていきたいと思います。 私が高校時代にアメリカの大学の試合を見たとき

アメリカの大学受験(3)

アメリカの大学受験に対して憤る第三の理由に、「社会経済階級の壁」があります。イギリスのように歴史や伝統に基づく階級ではないですが、アメリカには、宗教や所得、人種、居住地域、職業、政治、などから来る集団が存在し、そこにはなかなか外部の人間には入り込めないものがあります。そうした集団の見えざる手が大学進学の際にも影響してきます。例えば、大学願書の項目に、受験生の親が社会でどのような貢献をしているか、地域でどのようなボランティア活動をやっているかなど書く大学もあるそうです。それを見

5.NCAAってどんなところ?普段どんな生活してるの? (前編)

皆さんこんにちは。三浦優希です。まず初めに、いつも私の投稿を読んでいただき本当にありがとうございます。多くの方から嬉しいフィードバックを頂いており、本当にnoteを始めて良かったと感じています。本当は毎日更新するのが理想ですが、noteに関しては、一文一文に心を込めた文章を皆様にお届けしたいと考えているので、頻度としては1週間に2投稿くらいを目安に続けていけたらと思っています。それにプラスする形で、試合結果なども報告させていただきたいと思っています。また、「こんなことが聞きた