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社交ダンスは、自分を抱きしめられれば上手くなる。

こんにちは。
社交ダンス講師の村上友樹です。

前回は、
い・ろ・は・すのペットボトルの水を
潰さずに飲めたら上手く踊れる
というお話しをしました。

今回は、

社交ダンスは、自分を抱きしめられれば
上手くなる

というお話しをします。
いきなりですが、腕組みをした延長で
左右の手を背中に回すことはできますか?

まず無理ですね。
多少腕組みを少し崩さないとできませんよね。
それでも肩甲骨まで手は回すことは大変です。

でもこの気持ちがとても大切なんです。
何とか肩甲骨まで手を回そうと思えば、
自然と背骨を反らしたくなるからです。

でも背骨を反らしすぎると、お腹が出てきて
手の動きが止まってしまいます。
そこでお腹を引っ込めてあばら骨を閉じると、
ほんの少しだけ手が背骨に近づきます。

そして自分を抱き締めたまま、
手のひら、腕、ボディに加えている力を
徐々に緩めて脱力していきます。

この脱力したボディの感覚を保ったまま、
相手と組む状態まで両腕を横へ移してみて
下さい。

肘が止まったところが、本来の肘の位置です。
そこから更に広げようとすると、
お腹側のあばら骨が膨らんだり、
肩甲骨が背骨に近づいてしまいます。

肘が止まったところは
ボディと腕の骨格の配置がとても良い状態で、
しっかりと繋がりもあり、
肘を前から押されてもビクともしません。
筋力を使っていないのに。

この脱力した状態を保ちつつ、
相手と組んで前後左右と歩いてみましょう。
回転もしてみましょう。

とても歩きやすく回りやすいと思います。
実は歩いているのではなく、

上半身によって足は動かされているのです。

この動かされた足で移動すると、
相手とカラダのズレが生じないので、
足の位置で迷うことがなくなります。
是非試してみてください。

そして実際に相手を目の前にしたら、
自分を抱きしめる感覚を保ちつつ、

相手を感じて、受け入れて、寄り添って、
相手を抱きしめる感覚

でステップを踏んでみてください。
きっと相手の体重が軽やかに感じられ、
気持ちよく踊ることができるはずです。

ご拝読ありがとうございました。




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