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EPO「う・わ・さ・に・な・り・た・い」(1982)

都立松原高校伝説・・・

1982年、EPOのサードアルバム「う・わ・さ・に・な・り・た・い」が発表された年、都立松原高校の体育館がリニューアルされました。その杮落しのステージに登場したのが高校のOBの清水信之と彼の1つ後輩にあたるEPO。翌年にはこの二人の最高傑作(作詞作曲:EPO、編曲:清水信之)、J-POPのエバーグリーンな名作「う、ふ、ふ、ふ、」が発表されましたね。
ちなみに松原高校の体育館ステージを見ていた高校1年生に渡辺美里がおりました。更に余談ですが、同じ松原高校にはEPOの1つ後輩に佐橋佳幸がおります。その佐橋さんはEPOのファーストアルバムでセッションギタリストとしてデビューを果たします。
松原高校OBOGの4人。それぞれがいろいろな場面で共演されているんですよね。

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本作の殆どの曲は作詞作曲:EPO、編曲:清水信之の松原高校出身コンビが手掛けております。但し①「Girl in me」はなんとレイ・パーカー・Jrが作曲した軽快な楽曲(アレンジは清水さん)。もちろんこのカッティング・ギターはレイ・パーカー・Jrです。なんかイントロのオーケストラからワクワクさせられます。

そしてこっちの方もアルバムのオープニングっぽい曲なのが②「真夏の青写真」。イントロを聴いただけで清水さんのソレと分かるアレンジですね。EPOと清水氏のコンビが紡ぎだす音楽って、ホント大好きです。ある意味、竹内まりや&山下達郎コンビと同様にJ-POPの最良のものと思ってます。

ちょっとコミカルな、そして私の大好きな④「Secret Agent」。このタイトなドラムは山下達郎バンドの青山純。そしてベースは伊藤広規。それにしてもこの曲、なんか聴いたことがあるなあと思ったら、1981年にヒットしたドリー・パートンの「9 to 5」にそっくりでした。

タイトルトラックの⑥「うわさになりたい」。EPOらしいポップスですね。こちらはアレンジは大村憲司氏。このテのEPO流ポップスは大好きです。

⑩「安眠妨害」。正直、本作のなかではEPOがわざと下手に歌っているのか、ちょっと投げやりな歌い方が頂けない(苦笑)。なのになぜこの曲についてコメントしたのか・・・、それはこの曲の貴重なライヴ映像がYouTubeにあったから。バックはなんとセンチメンタル・シティ・ロマンス。センチが一時期EPOのバックバンドをやっていた話は聴いたことがあったのですが、まさか映像が残っているとは・・・。しかもコレ、学園祭ですよ~。それにしてもEPO、細い…。

エンディングまでやっぱり凝ってます。ラジオのDJ風コメントから入る⑪「JOEPO~Down Town」。デビュー曲をここでも再びやってます。アカペラからのDown Town!もちろんシュガーベイブのカバーですね。

RCA時代のEPOのアルバムはどれも名盤揃いなんですよね。また別の機会に他のアルバムもご紹介したいと思います。

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