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尾崎亜美 「マイ・ピュア・レディ」 (1977)

私が毎週楽しみにしている音楽ラジオ番組って、いくつかあるのですが、その中でも日曜日PM8時からのクリス松村「いい音楽あります。」は、実に良質な音楽番組で、かつシブい選曲がマニア心をくすぐります。尾崎亜美の「マイ・ピュア・レディ」は、この番組で以前オンエアされて改めてスゴイ曲だと認識された1曲。もちろん曲名くらいは知っていたのですが、じっくり聴いたことがなく、改めて歌詞もメロディもアレンジも秀逸な1曲だと思った次第。

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この曲、もちろん作詞作曲は尾崎亜美、但し編曲は松任谷正隆氏。つまり演奏もティン・パン・アレーですね。鈴木茂林立夫細野晴臣松任谷正隆…。恋のはじまりを予感させるチャーミングな歌詞とメロディ、尾崎亜美の愛らしいヴォーカルが実に素敵です。そしてそれ以上にこの曲のボッサなアレンジ、オシャレで秀逸。この当時、こんな斬新なアレンジって、なかったと思われます(もちろんユーミンは別格ですが)。彼女が第二のユーミンと呼ばれていたのもよく分かるし、この当時、ユーミンをも凌駕するような才能を発揮していたのではないでしょうか。

この曲は尾崎亜美のサードシングル。資生堂のCMに使われたこと、そして小林麻美がそのCMに起用されていたこと、各々がこの曲の持つ魅力を引き立てていったかと思います。そのCMもアップしておきます。

彼女のデビュー曲「瞑想」も素晴らしいのですが、我々世代ではカルピスのCMで有名な「My Song For You」が馴染み深い。もともとはカルピスのCMのために書き下ろした楽曲。AOR的なアレンジも素晴らしい!こちらも懐かしいCM動画もアップしておきます。名曲です!

ちなみに尾崎亜美さん、AORサウンドを更に推し進め、1981年にはデイヴィッド・フォスターと組んでアルバムを制作。「Love Is Easy」は尾崎亜美が作詞作曲、アレンジはフォスター。演奏はTOTOのメンツ(の筈です)。これはこれでカッコいい!!


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