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Mr.Children「Kind of Love」(1992)

おはようございます。いよいよ2021年も終わろうとしてます。
私は昨日が仕事納め…。こちらのnoteへの投稿も明日か明後日を記事納めとしようかなと思ってます。

さてさて、私が初めて聴いたミスチルの楽曲は1993年発表の3rdシングル「Replay」です。とてもシビレましたね~。どこかノスタルジックな甘酸っぱいポップス。それでいてお子様ポップスに終わっていない楽曲とアレンジの良さ。一発で気に入ってしまいました。そして後追いでこのアルバムをすぐに聴きまくりました。

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本作は、当時桑田佳祐氏の片腕として頭角を現していた小林武史の全面プロデュース作品。個人的には小泉今日子の「あなたに会えてよかった」のようなアコースティックタッチの小林武史独特のサウンドが大好きで、その小林氏が全面的に関与しているこの作品も大好きでした。

もちろんこのアルバムのハイライトは彼等の2ndシングルでもあり、もう永遠の定番ソングとなりつつある④「抱きしめたい」であることは皆さん、認めるところでしょう。
哀愁漂うイントロから、桜井氏のヴォーカルが入る瞬間、そして泣きのサビ・・・。完璧な名曲ですね。桜井氏のライティング能力に脱帽です。

もちろんこのアルバム、他にも佳曲が詰まってます。①「虹の彼方へ」や⑨「星になれたら」はミスチル節全開のパワーポップ。特に軽快なグルーヴ感とポップなメロディが魅力的な「星になれたら」は、当時よく聴いたものです。

あと意外と新鮮なのが、いきなりジャズ的な展開をみせる⑤「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」。
ベースとドラムはジャズしてますね。もちろん楽曲が展開し始めるとポップソングに変わるのですが・・・。こうした「遊び」は恐らくアレンジに参加している小林氏の力によるところが大きいと思われます。

ミスチル独特の、というか後期ビートルズを真似たグルーヴ感の⑩「ティーンエイジ・ドリーム(Ⅰ~Ⅱ)」も大好きですね。パートⅡの部分は明らかに後期ビートルズのジョンの楽曲をお手本にしたようなメロディです。ドラムはモロにリンゴだし。

このⅠのグルーヴは、サードアルバムに収録されている「Love」や「マイライフ」に引き継がれていきます。ちなみに私がミスチルの楽曲のなかで一番すきな楽曲はその「Love」です。歌詞もいいんですよね。

♪ 何気なく なんとなく 他の誰かに 君を染められるのが 気にかかる
かなり勘の鋭い 僕の彼女を 怒らせるのも なにか違ってる ♪

小林武史はこの後もずっとミスチルの作品に関わっていくことになります。ミスチルは桜井氏の楽曲のクオリティの高さと小林氏のアレンジ能力、バンドとしてのまとまり・演奏力、それらが揃っているからこそ、未だに現役のバンドとして第一線で活躍しているんでしょうね。
(個人的には「innocent world」辺りから興味がフェードアウトしてきてしまっているのですが…)


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