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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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2021年11月の記事一覧

Earthshaker「Fugitive」(1984)

必死に頭をスッキリさせようとハードロックを聴いてます^^。 日本のハードロックバンド、アースシェイカー、高校生の頃、本当によく聴いてました。初めてのバンド活動でコピーしたのが「Radio Magic」でした。この「Fugitive」と、その後に発表された「Midnight Flight」は懐かしいですね。 ライナーノーツはレコーディング風景のスナップが数多く掲載されており、なかなか楽しめます。そのスナップのなかに伊藤政則を発見! あれっ、なんで伊藤政則がいるのかなあと不思議

山下達郎「Big Wave」(1984)

めっきり寒くなってきましたね。こういう時にはあまり聴かれないだろうなあというアルバムが本作(笑)。大好きなんですよね、このアルバム。 学生時代、海に行く際は必ず聴いていたアルバムです。そしてビーチボーイズの素晴らしさに改めて気付かされた1枚でもあります。 このアルバム、同名の映画のサウンドトラックなのですが、映画の内容は全く記憶にありません。むしろ山下達郎の完全なオリジナルアルバムと捉えても全く問題ありません。それくらい完成度は高いですね。 全作品英詞。前半が山下達郎のオリ

岡田有希子「シンデレラ」(1984)

1984年、私が高校1年のときです。大好きでしたね~、岡田有希子。もともとデビュー当時から彼女のファンで、ファンクラブにも入っていたくらいの熱の入れようだったので、彼女が亡くなったときは大変なショックでした。以降彼女のファンであったことはもちろん、曲を聴くことさえ封印していたのですが、YouTubeが世間一般に普及し、過去の彼女の映像が見れるようになった頃、ようやく普通に彼女の曲が聴けるようになりました。 本作は彼女のデビューアルバムであり、珠玉のポップス集です。その中心に

鈴木雅之「Radio Days」(1988)

学生時代によく聴いていた邦楽アルバム。元ラッツ&スター(シャネルズ)のリードヴォーカル、マーチンこと鈴木雅之の2枚目のアルバムです。マーチンのデビューアルバムは大沢誉志幸がプロデュースしたもので、名曲「ガラス越しに消えた夏」を収録した、これまた素晴らしいアルバムでした。でも個人的には圧倒的に本作を聴き込んでましたね。 もちろんそれは私の敬愛する山下達郎氏が、本作に素晴らしい3曲を提供しているからなのですが。 ソウルフルなマーチンのヴォーカル、音の職人である達郎氏とのコラボ。

小野リサ「Dream」(1999)

音楽フリークの私にとって、iphoneのアプリで重宝しているのが「TuneIn」というネットラジオ。全世界のネット放送局が無料で聴けるアプリですが、その中でも私が愛聴している放送局が「Radio Bossa Jazz Brasil」です。ブラジルのボッサ専門の放送局で、朝にも夜にも気持ちのいい音楽を聞かせてくれます。当然流れてくる音楽は、心地の良いボサノバ中心ですが、たまに日本人アーチストの音楽もかかります。そのアーチストこそ小野リサ。日本が生んだボッサのスターですね。彼女、

キリンジ「47'45”」(1999)

別に綴っているブログをスタートさせた頃、よくキリンジを聴いてました。キリンジとは堀込兄弟からなる音楽ユニットで、AORとはちょっと違いますが、スティーリーダン等の洋楽から影響を受けたと思われるその独特のサウンドは、洋楽フリークの私も大満足のユニットでした。 ただ冨田ラボのプロデュースによる2003年発表の「For Beautiful Human Life」辺りまではフォローしていたのですが、それ以降、すっかりご無沙汰してました。それが先日、某雑誌を読んでいたところ、キリンジの