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「みんなに好かれたい」をいい加減やめたい

こんばんは、ゆのまると申します。

皆さま、一週間お疲れ様でした!

弊パート先は、月初と月末の土曜日は出勤です。明日はお休みなのですが土曜出勤の週があるからこそ、金曜に「週末だー!」とルンルン気分になれることの有難さをひしひしと感じています。明日は目覚ましをかけなくていいんだ……。


さて。こうして一週間を終えたわけですが、今週は「人間関係って本当に難しい」としみじみ考えてしまうような出来事がありました。

事の発端は月曜日。

職場では、出勤するとその日の担当が発表され、三人くらいのメンバーで同じラインに入って作業をします。

その日、隣で作業をすることになったのは、Mさんという男性。ロッカーも隣だし、その朝も二言三言会話を交わしていたので、私としては(今日は作業がしやすそうだなぁ)なんて考えていました。

ところが、いざ仕事が始まってみると、Mさんの様子がいつもと違います。普段からあまり愛想のいい方ではありませんが、なんだか全身から”不機嫌オーラ”が出ていたのです。

そうは言っても、こうしてMさんと並んで作業するのは久しぶりでしたし、私の気のせいだったのかもしれません。質問すれば答えてくれるし、仲の良い人に話しかけられれば雑談に応じています。それでも、備品を置く時の物音や何気ない仕草から、私はピリピリしたものを感じてしまいました。

先週は雑談中に「箱崎さんは、これからガンダムを知れるんだから羨ましい」などと仰ってくださった方です。急にどうしたんだろうと、私は不安になってしまいました。

とはいえ、まさか「何かあったんですか?」と聞くわけにもいきません。それで私がどうしたかというと、Mさんの一挙手一投足をさりげなく目で追いながら(きっと私が何かしてしまったんだ)とぐるぐる考え続けていました。

(もしかして、朝の雑談で気に障るようなことを言ったのかな?)

(それとも、前々から実はウザがられていて「もう話しかけないでほしい」というアピールなのかな……)

答えのない自問自答は、決して良い方向には向かいません。その日の作業量は少なめだったのに、私はぐったりして家路につきました。


職場の人が不機嫌だった――。ただそれだけなのに、「自分のせいかもしれない」という思い込みが取れず、この出来事は今週ずっと引っかかったままでした。大抵のことは、一晩寝れば忘れる私なのに。

それでも、時間が経つにつれてだんだん冷静に考えられるようになりました。そもそも月曜日は、月のサイクル的にイマイチ期で、些細なことも大げさに受け取りがちなメンタルでしたし。

そうしてMさんの態度や、それに対する自分の反応を振り返っているうちに、ふと気付いたことがあります。私は、「すべての人の好感度を上げようとしていたんじゃないだろうか」ということです。

周囲の人に好かれるよう振る舞う、愛されキャラを目指す。それは、大学生になった頃からつい私がやってしまう”人間関係のクセ”です。自分が感じたことよりも、相手が望んでいる受け答えをする。いつの間にか、誰と接する時にもそんなふうに振る舞う私がいました。

その結果が、前の職場での休職です。会社に行けなくなった理由はいくつかありますが、決定的だったのは「こんなにつらいのに、いつもみたいになんて笑えない」と通勤電車の中で自覚してしまったことでした。感じよくする、みんなから愛される。それをやりすぎて、素の自分とのギャップが大きくなってしまったのでした。


昔を思い出せば、たとえば小学生の頃の私は、「仲良くなるために行動する」なんてことはしませんでした。波長が合ったり、一緒にいて楽しいから仲良くなるのであって、その逆はありません。

今の職場に採用された時、私は「一生懸命仕事を覚えるぞ」とやる気を出すのと同時に、「もう背伸びするのはやめよう」と決めました。いくら自分をよく見せたって、それがハリボテなのはいつかバレてしまいます。

そう決めたはずなのに、もうすぐ勤続一年を前にして振り返ってみると、私はやっぱり自分をよく見せて、同僚さんみんなに好かれようとしていました。早く皆さんの輪に混ざりたい、その焦りから、いつものクセが出てしまったのでしょう。

他の人より出勤日は少ないですが、それでも一年間同じ職場にいて、それなりに皆さんと会話を交わしてきました。もうすっかり気を許している人もいれば、どうにもペースが噛み合わず未だに二人きりだと気詰まりになる人もいます。そういえばMさんは、後者寄りの人です。

あまり波長が似ていないことはわかっていたのに、ロッカーが隣だったり最初にいろいろ教えてくれたりしてくれたから、いつの間にかMさんを特別視していたのかもしれません。ガンダムを見始めたのだって、盛り上がらない会話をどうにかできると期待していたところもあるのかも。

でも、すこし距離を置いて考えてみると、私がリラックスして話せる相手は他にいます。私の後に入ってきたSさんは「逆シャア見ました」と話しかけたら、嬉しそうな顔で次のオススメを教えてくれました。

脈がない相手の好感度を上げるなんて、実績要素があるギャルゲーだけで十分です。波長が合って、同じリズムで会話ができる人なら、小細工をしなくたって自然に仲良くなれるもの。みんなと仲良しじゃなくても、「好かれたい」なんて肩肘を張らなくてもいい相手と良好な関係が築けたなら、それで幸せですよね。


私のこれまでを振り返ってみると、主に異性に多いのですが、仲良くなろうとして頑張った人が何人かいます。そしてその結果がどうなったかといえば……いずれも私が力尽きて終わりました。

短い期間ならまだしも、長いお付き合いになりそうな相手なら、「好かれるように振る舞う」なんてことはやめるべきです。相性がいいから親しくなれるのであって、親しくなるために相性を合わせるのはやっぱり違います。それはリアルでもネットでもそうで、焦らなくても、仲良くなれる人とはきちんと近付いていける。そんな気がしています。

お友達を作りに行っているわけじゃないのだから、職場でのコミュニケーションなんて仕事に支障が出ない程度に取れればいい。それも正論です。しかし、やはり顔を合わせて同じ目標を達成しようとするうえでは、親しさがプラスに働くこともあります。

だからこそ、人間関係は本っ当に難しい。微妙な距離感を読み取ってどう動けばいいのか。正解は未だにわかりません。

ただ今後の教訓として、「みんなに好かれようとするのはやめて、自然と仲良くなれた人を大事にしよう」これを強く刻みたいと思います。あとは気にしすぎる性格をなんとか……なんとかしたい……。

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