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3年もかかったけれど

こんにちは、ゆのまると申します。


突然ですが、今月で夫と暮らし始めて丸3年が経ちます。

それまでに約1年の交際期間を経て、その時点でいつとは決まっていなかったけれど、将来的には結婚を見据えての同棲スタートでした。

かつて夫の住んでいた部屋に転がり込み、あれよあれよと言う間に新居を見つけて引っ越した私達。それから3年経った最近になってようやく、生活がしっくりくると感じるようになりました。

こうして家族以外の誰かと住むのは初めてのことで、夫はパートナーとしてこれ以上の人はいないと思える相手ですが、それでも決して平坦な道ではありませんでした。

小さなことから大きなことまで、日々ふりかかるトラブルをどう乗り越えるか、私達にとって無理なく続けられる選択肢はどれなのか。それを選び続けて今やっと、穏やかな日々を送ることができています。

自分の振り返りを含めて、今回はそんなお話をしたいと思います。


ごく小さな視点だと、食品や日用品など、生活に欠かせないアイテムの定番品が定まったということがあげられます。

といっても、買う商品そのものについては、私も夫も一人暮らし歴はありますから、その頃から変わっていません。買い出し担当の私が頭を悩ませていたのは、「いつ・どれくらい・どこで買うか」ということでした。

私達は食料品にも日用雑貨にも特段のこだわりがなく、どこのスーパー・ドラッグストアでも買える物を使っています。しかしそれだけに、各店で微妙に価格設定やサイズが違ったりして、「結局どこがお得なのか」という問題を抱えていました。そしてその結果、ストックを切らしてしまったり想定外の荷物の量になったりすることが、私にとっては地味ながらも大きなストレスだったのです。

しかし、季節が何周かして野菜の旬を学んだり、ドラッグストアごとの商品の底値をリサーチしたことで、私もようやく「今安いから買っておこう」という判断ができるようになりました。シャンプーの詰替えにスマートホルダーを導入したことで、もう大容量パッケージに惑わされることがなくなったことの影響も大きいです。

洗剤でもティッシュペーパーでも、1ストックはないと落ち着かないという自分の性格もよくわかりましたので、近頃は物入れに安定した在庫を保管しておけるようになりました。


そして大きな視点の方、これは私達オタク夫婦にとっては深刻な問題なのですが、「家庭と趣味のバランスをどう取るか」というのが長年の課題でした。

私はゲーム、夫はカードと、それぞれに譲ることができない大切な趣味があります。お互いの領域に口は出さない(ゲームは夫の趣味でもありますが)というのが暗黙のルールでありながら、私からすると、どうしても夫のそれを許容できない部分もあって苦しさを感じていました。

基本的に自室で、一人で完結するゲームと違い、夫が嗜んでいるカードゲームは対面で行われることがほとんどですし、都内のカードショップだけでなく地方に出かけることも多々あります(実際、この3連休も夫は関西方面に遠征です)(お土産をたっぷりねだろうと思います)。

夫は私の夫である前に一人の人間なのだ、と何度言い聞かせても、ひとりぼっちの部屋でカップ麺をすする週末は侘しく、その苛立ちをぶつけてしまうことも何度もありました。そしてそのたびに、夫に申し訳ない顔をさせてしまうことがつらくて。お互いにどうしたらいいのかわからず、幾度も傷つけ合ってきました。

そんな中、先日私は夫を飲みに誘いました。週末に大きなイベントを控えた、その週半ばのことです。

行き先は、何も特別な高級店ではありません。買い物帰りに見かけた、アラカルトを楽しめる雰囲気のよさそうなお店です。

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近所の焼き鳥屋さんやお蕎麦屋さんにはよく行きますが、気分でお酒をオーダーしながらメニューを眺めるのは、ずいぶん久々なこともあって大変に楽しい時間でした。帰宅後、久しぶりのお酒と雰囲気に酔って二人してばたんきゅーでしたが……。

結局のところ、私が抱いていたのは「夫と美味しいごはんを楽しく食べたい」というささやかな欲望でした。そして「夫の趣味=それを阻むもの」と思い込んでいましたが、その機会は週末に限らずいつだって設けることができるのです。

おかげで、「この前付き合ってくれたし、週末は一人でのんびりするか」と前向きに考えられますし、夫の方も、気兼ねなく出かけられると晴れ晴れとした表情をしていました。

家庭と趣味のバランスをどう取るか。まだやじろべえが揺れている状態ではありますが、一つの答えは見つかったような気がしています。


私達の場合は、途中で私がメンタルブレイクしたこともあってずいぶん時間がかかってしまいましたが、やはり他人同士が共同生活をするとなると、それが馴染むまでにそれなりの時間がかかりますよね。

今やっと少し落ち着いた日々がやってきましたが、それもまたいつ変化が訪れるかわかりません。でもそのたびに、話し合い、提案し合ってこれからもよりよい生活を続けていきたいなと思います。

どんな時も、忘れちゃいけないのは「察してちゃんはご法度」。これは暗黙のルールではなく、我が家では明文化された決まりです。

不便だなと思うこと、嬉しかったこと、続けてほしいことはその都度言葉で伝える。これはいつまでも心に刻んでいたいですね。

ではでは、今回はこのへんで。皆さま良い連休をお過ごしくださいね。


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