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書きたいことは多くても

こんにちは、ゆのまると申します。


昨日、住んでいるマンションでちょっとしたトラブルがありました。

日中だったので在宅の住人は少なく、しかし管理会社に連絡したりとてんやわんや。幸い、大きな騒ぎにはならなかったようですが、一緒に巻き込まれた夫共々なんだか落ち着かない一日でした。

それがきっかけでいろいろ思うところがあり、記事にしようとポチポチしていたのですが、諸々の事情によりボツに。ここまでは昨日つぶやいたとおりですね。


その記事自体は字数も中身も大したことないものだったので、まあそれは別にいいのですが、夜になって湯船に浸かりながらぼんやりしていると、「違うアプローチもあったよなぁ」などと思い直しました。

管理会社の対応や他の住人の反応、また同じようなトラブルが起きたらどうしたらいいか。平凡な日常の中で珍しく事件らしいものが起きて、普段感情の起伏が少ない私でも、憤りを感じたり、呆れたり、不安になったりと様々な思いが去来しました。

その中でも最も強く印象に残ったことを記事にしようとしたのですが、なんというかちょっとセンシティブな内容で。それでお蔵入りにしたわけですが、他の題材であれば書いても問題なかったな、と思ったのです。


「テーマを元に文章を書く」という経験は、私はこのnoteがほとんど初めてです。過去に書いたものでいえば、大学入試の小論文が近いでしょうか。

そしてそんな文章素人の私からすると、執筆のきっかけになるような出来事が起きた時に、「どこを切り取るか」というのは難しい判断だと常々思います。

どこにフォーカスを当てて、筆者は何を感じて、そしてそれをどう表現するか。専門の教育を受けたわけではないので、答えがないように思われる問いを、ずっと直感で解き続けているような感覚です。

職業としてライターをしている方であれば、所属会社のカラーもありますし、依頼人の意向を反映したり読者層を意識したり、文体でいえば新聞記事などのように訓練して表現を揃えるということもできるでしょう。

しかしそうでない、私のような人間が趣味で書く場合には、話題の選定は「私はこの出来事について、こう感じました」という自己紹介であり、また「○○という人間(優しい、料理好き、ゲーマーetc)に見られたい」というイメージ作りであるともいえます。それをどれだけ自覚しているかは別にして。

何をテーマにして、どんな言葉で綴るのか。そしてそれを読んだ人はどう感じるのか。文章論や技法の教本はあっても、「どこを切り取るか」というセンスは自分で磨くしかありません。だから文章は難しいし、奥が深いんですよね。


私は、ライターになるために文章を書いているわけではありません。

偉そうなことを言ってみましたが、noteではほぼ日記のような雑文ばかり書いているし、しっかりした内容の記事を書いて得る満足感よりも、フォロワーさんと交流する楽しさの方が大きいです。

それでも、せっかくたくさんの方に読んでいただく機会があるのだから、「多くの題材の中から何を選ぶか」という難しくも重要な問いを、疎かにしないようにしようと思ったのでした。


いつもご覧くださり、ありがとうございます。 そしてはじめましての方。ようこそいらっしゃいました! いただいたサポートは、夕食のおかずをちょっぴり豪華にするのに使いたいと思います。 よかったら、またお立ち寄りくださいね。