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「お先にどうぞ」の精神で

こんばんは、ゆのまると申します。

明日は天皇誕生日でお休み。いまだに、12月23日が天皇誕生日だった頃の感覚が抜けない私です。


さてさて。気付けば2月ももうすぐ終わり。新しい年を迎えて目標を立てた方も多いかと思いますが、その後進捗はいかがでしょうか?

私は今年、「なるべくネガティブな感情を抱かない」というのを目標にしました。

苛立ちや僻みといったネガティブな感情は、顔に出さないよう気を付けていてもにじみ出てしまうもの。なかなか直らない”への字口”をどうにかしたくて、なるべくハッピーな気分でいることを心掛けています。


それは引き続き継続中でして、最近もう一つ目標に加わったものが。それは、「謙虚になる」というものです。

私はどうにも我が強いタチで、ちょっと気を抜くと周りが見えなくなってしまうこともしばしば。友人と話していて、気付けば私だけが熱く語っていた……なんてこともよくありました。

20代のうちは、それも「キャラ」として受け入れられてきました。ところが年を重ねるにつれ、そんな自分の振る舞いを恥ずかしく思うことが増えてきたのです。

それに、「日本人は謙遜しすぎる」なんてことも言われますが、自慢しがちな人、自分中心な人というのはやはり鼻につくものです。それはリアルでもネットでも然り。家族の話題や自分で作ってみた物など、話題は何であれその人の話を微笑ましく思えるか、「また始まった」と感じるかは、やはり普段の行いの結果ともいえます。ス〇夫がいい例ですよね。

そんな人たちの振る舞いを目にするうちに、自分もそうなっているのでは、と恐ろしく感じてきて、「これはよくない、謙虚になろう」と心掛けている次第なのです。


でも、「謙虚になる」と言葉で言うのは簡単ですが、実際に変わろうとすると難しいもの……。具体的な基準はないですし、一歩間違えれば「卑屈」になってしまいます。

どうしたものかと頭を悩ませていた時に、ふと、自分の中で「あること」を気を付けた結果、少しずついい方向に変わっていることに気付きました。

難しいことではありません。「譲る」ことを意識するようにしたのです。

仕事の話になりますが、私の職場の同僚さん達は、皆穏やかで優しい人ばかり。日頃から丁寧に教えてもらっているわけですが、職場で一番経験が浅いのが私。これまでのように「私が私が」とアピールするのはウザがられるだけです。

早くこの職場に、同僚さん達に馴染みたい。そんな思いを抱いていた私は、いつしか「譲る」ことを心掛けるようになりました。

一緒のエレベーターに乗ったら先に降りてもらう、狭い通路で道を譲る、雑談中は話したい気持ちをグッとこらえて相手の話を聞く。私が気を付けるようになったのはこんなところです。

それでも、ついつい前のめりになって話し込んでしまうこともあります。ただ、「お先にどうぞ」の精神を持つようにすると、なんだか気持ちにもゆとりが出てくるような気がするんですよね。

「謙虚」とは、控えめで慎ましいこと。長年染みついている唯我独尊精神を入れ替えるのはなかなか難しいですが、少しずつ少しずつ、いい方向に変わっていけたらいいなと思っています。


「また調子に乗って自己中になっちゃった」

夫の前でそう言ってため息をついていると、「そなたにこれを授けよう」と一枚のカードをくれました。

遊戯王OCGの「強欲で謙虚な壺」。私は詳しくはないのですが、遊戯王にはいくつかの「壺」にまつわるカードがあり、これもその一枚。そして他に、「強欲な壺」「謙虚な壺」というのもあります。

人間だもの、欲深い一面もあります。かといって私の場合、謙虚な心を持った聖人君子に生まれ変わるのはほとんど不可能です。

「あの人よりも優れていたい」「私の話を聞いてほしい」、そんな欲を持つことは悪いことではありませんが、それに飲み込まれてしまっては大変です。

人には、強欲な面も謙虚な面もある。ただ、そのバランスが崩れてしまわないように、常に「強欲で謙虚な壺」を心に留めておきなさい――という夫からのメッセージでした。

何事もバランスが大事。自己アピールも結構だけど、日頃穏やかで控えめな態度でいるからこそ、ここぞという時に周りの人の注目を集めることができるはずです。

良き人になるための、修行はまだまだ継続中。「強欲な壺」になってしまった人を反面教師にしつつ、今後も「お先にどうぞ」の気持ちを忘れないようにしたいと思います。おしまい。

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