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来年は、どんな夏になるのかな

おはようございます、ゆのまると申します。


夏の終わりを寂しく感じる声が、あちこちから聞こえてきます。

近年は9月に入ってもまだまだ暑いですし、今日も朝から強い日差しが照り付けています。それでも、少しずつ日が短くなったり、夜になると涼しさを感じたり、あれだけにぎやかだった蝉の合唱が聞こえなくなったり……。

「涼しい部屋でゲーム万歳!」な私ですら、「♪なーつのおーわりー」と口ずさんでしまうほど、ふとおセンチな気分になったりします。

(サビが印象的ですが、イントロも耳に残ります)

ちなみに夫にも「夏の終わりに聴きたくなる歌は?」と聞いてみたところ、「そりゃ『風あざみ』でしょ」とのことでした。それもわかります。もちろん、「キッズ・ウォー」世代としては『secret base ~君がくれたもの~』も外せません。


夏って、不思議な季節です。

春も秋も冬も終わりが来て、必ず四季は巡るのに、なぜか夏の終わりには殊更寂しさがこみ上げます。

それはやっぱり、小学生の頃の夏休みの記憶が強いから、ではないでしょうか。

かく言う私は、インドア人間ここに極まれりというかんじで、どこかに遊びに行った記憶はほとんどありません。

午前中に宿題を済ませて、そうめんを食べて五つ子ちゃんとキッズ・ウォーを見て、午後はゲーム。両親は夏休みがない職種だったので、家族旅行とかアウトドアとはあまり縁がありませんでした。しかし、自宅の庭で手持ち花火やバーベキューをしたり、ポケモン映画に連れて行ってもらったり。それらは大切な絵日記の1ページでした。

さらに、近所に長期休みになると田舎に帰ってくる同い年の女の子がいて、その子とは毎日のように遊んでいました。どちらからともなく家電にかけて、「今日はそっちに行くよ」「じゃあ午後にね」と約束をして、ゲームキューブのコントローラーを持って遊びに行く。中学生になるとお互い部活が忙しく、そうして遊ぶこともほとんどなくなってしまいましたが、近くに同年代の子がいなかった私にとっては、貴重なお友達でした。

学校や親から解放されて(宿題はたんまりありますが)、のんびり好きなことをして過ごせる40日間。なんて開放的で、全能感に溢れていたのでしょう!


しかし現実を振り返ると、今年の夏もまた、たくさんのイベントが縮小を余儀なくされました。

中止、延期、無観客、配信限定……いろいろな形式はあるものの、夏空のもとでなんの制約もなくひと夏の思い出を作れるのは、まだまだ先になりそうです。早く子供たちが子供らしく遊べますように。そう願ってやみません。

今年は何を成せたのか。来年は、どんな夏になるのか。

そんなことに思いを馳せながら、今年最後の花火大会が終わるのが名残惜しく、いつまでもセーブボタンが押せなかった昨夜でした。

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(また来年)


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